
どうも皆さんこんにちは!ゲーミングデバイス専門レビュアー「RYO(@ryo_blog_fps)」です^^
今回はRazerより発売されているゲーミングキーボード「BlackWidow」(日本語配列)を購入したので、実際の使い心地を詳しくレビューしていきます。
本製品は「打鍵感がリニアなイエロースイッチ」と「爽快なスイッチ音のグリーンスイッチ」の2モデルを展開。
今回は「黄軸・緑軸」の両方どちらも購入したので、実際の使い心地の違いなども含めてレビューしていきます。
PS4でも使用可能
気になった点は、「非金属となるプラスチック製フレーム」と「キーがフローティングデザインじゃない」という2点。
その他は価格に見合った満足いくキーボードと言える出来栄えでした。
詳しくレビューしていきます。
タップできるもくじ
「BlackWidow」シリーズについて
BlackWidowシリーズは長年Razerの人気主力製品となるゲーミングキーボード。
今現在このBlackWidowを銘打った商品は公式サイト上に4つあり、一概にBlackWidowと言っても製品が全く異なるため混乱しやすいです。
それぞれの特徴をまとめ、今回の「BlackWidow」の立ち位置を解説します。
今現在Razer公式HPに掲載中のBlackWidowシリーズは以下4つ。
各製品の特長をまとめた比較表は以下の通り↓(画像タップで拡大可能)
今回の「BlackWidow」は、BlackWidowシリーズの中ではもっとも価格がお手頃なスタンダードモデルという立ち位置。
今現在、Amazonの売れ筋ランキングにおけるRazerキーボードの中では、「BlackWidow Lite(5位)」に次ぐ2番人気がこの「BlackWidow=11位」となっています。
※順位は2020年8月4日現在のAmazon売れ筋ランキング
この2製品は【テンキーレスとフルキーボード】という大きな違いがあるため、フルキーボードという分類で分けると、今回の「BlackWidow」の緑軸が1番人気。
Razerのキーボードと言えばBlackWidowシリーズ。相変わらず根強い人気を誇っています。
「BlackWidow」の大きな特徴
- Razerのフルキーボードでは1番人気となるBlackWidowシリーズの定番モデル
- キースイッチには「緑軸・黄色軸」があり、「日本語配列・英語配列」の商品展開
- 8000万回のキーストローク耐久性を誇る高機能性ながら、価格が1万円程度と財布に優しいコスパ
- 5つのプロファイルを保存できるオンボードメモリにも対応
- 配線マネジメント機能搭載で、3方向に配線できる配線オプションを搭載
- キーが浮き型(フローティングデザイン)ではないので、メンテナンスには少し手間取る
「BlackWidow」の外観をチェック
それでは「BlackWidow」の外観を詳しく見ていきましょう。
箱デザイン
今回購入した緑軸・黄軸は、発売開始時期が異なるため箱デザインに違いがあります。
・緑軸 → 2019年4月発売
・黄軸 → 2020年4月発売
実際の違いは以下の通り。
緑軸のパッケージにのみ、箱を開けずに「↑←↓→」キー部が試し打ちが可能な開口部が設けてあります。
発売年月は違えど、キーボード本体自体は両者ともに同じデザインです。
箱を開封↓
箱を開けた瞬間から、所有欲をくすぐられる梱包はいつも通りのRazerマジックですね。
「BlackWidow」はRazer製品の中でも中級クラスのため、梱包も丁寧な印象です。
本体
この「BlackWidow」は、ブラックモデルのみのカラー展開となっており、選べる選択肢は2種類のキースイッチから選べるという商品展開。
機能面ではもちろん「Nキーロールオーバー・アンチゴースト機能」を搭載しており、ゲーミングキーボードとしての性能は文句なし。
本体フレームは、非金属(プラスチック製)になっており、表面はザラザラとした質感。
ツルツルな金属フレームとは違い、指紋・手汗汚れが付かないのでそこはメリットだが。。。
アルミ金属フレームを採用したゲーミングキーボードが多い昨今、今回のプラスチック製フレームは個人的に【高級感】という意味ではちとばかり満足度低めな印象。
この価格を実現するために取った「苦渋の選択」と考えれば納得しますが、やはり金属フレームの方がロマンがあります。
一方で、外観デザインには特徴的な2つのロゴデザインを採用しており、最低限のカッコよさは外していません。
右上部にRazerの刻印デザイン。
この2点が外観上での特徴です。
キーキャップの印字は「かな印字なし」でスタイリッシュ。
一点照明ランプの弱点となる「横長印字キー」でも、発光に両端のムラが少なくかなり綺麗にまとまったキー印字です。
ただし、キーキャップの表面は指紋・手汗跡が結構付きやすいので、これが気になる人は定期的にメンテナンスが必要。
このキーキャップは、表面がよりフラットなためキャラコン操作で指先が滑りにくいというメリットもあるため一長一短か。
僕自身は割り切って使ってます。
LEDライティングは、1680万色に対応しており外観インパクトは十分。
キーの隙間からバックライト光が反射するので、俯瞰視点でのインパクトは強いです。
斜めから見るとこんな感じ↓
ただし、今回の「BlackWidow」はもっともLEDがもっとも映えるフローティングデザイン(浮き型)ではなく、フレームに沈んだキー構造となるためその点は気を付けたい。
フローティング採用キーボードは、ホコリなどの清掃時エアーダスターを拭かせるだけで完結します。
しかし、今回の「BlackWidow」の沈んだキー構造はメンテナンス作業がしにくいのでその点もウィークポイントでしょう。
この点を妥協したくない人はフローティングデザインを採用している「BlackWidow Elite」(=25,809円)の選択になるんですが、価格が最大のネックに。
(+15,000円UPはなかなかに勇気がいる決断...。)
これは価格と利便性を天秤にかけて、自分が優先する方を選択しましょう。
「BlackWidow」では、「FNキー」を押すと上部ファンクションキー列が白く点灯し、これらのキーで各種設定を行うことが可能。
キーの下側に対応マークが記載されているので、目視で判別できます。
上記のコマンドを搭載。後述するRazerソフトウェアでも各種設定が可能です。
「BlackWidow」の本体重量(ケーブル除く)は実測値で「1196g」。
フレームがプラスチック製ですが、意外と重量もあり大型のサイズ感なので持ち運びには不向き。
ただし、多くのゲーマーはキーボードを持ち運ぶ習慣が無いので、そのような人にとっては”どっしり”と構えて使えるので問題ないでしょう。
付属品
他のBlackWidowシリーズとは違い、付属品は最小限。
取扱い説明書関連と、Razerオリジナルステッカーシールのみという付属品です。
説明書内には、各国の言語で説明されており日本語での記載もされています。
ケーブル
ケーブルは実測4.0mmの編み込みケーブルを採用。
他製品で「USBパススルー機能」が付いたゲーミングキーボードのケーブル太さは7mm程度と考えると、「BlackWidow」のケーブルは取り回しがしやすい分類になります。
今回の「BlackWidow」の背面には、ケーブルを這わせる3方向に合わせて「ケーブルマネジメント機能」を採用。
キーボードの背面にケーブルを埋め込める溝が設けられており、ここに埋め込むことでケーブルを自在に配線できます。
【左・中央・右】の3方向にセット出来る構造のため、ケーブル配線が楽です。
僕の環境は、PCの配置が左側なのでこの機能を活用して左配線で使用中。
細かい所だけど、非常に気の利いたありがたい機能です。
背面
「BlackWidow」の背面には大きめの「滑り止めラバーグリップ」が計5か所に設置。
この大型グリップ材と、本体重量が約1.2kgが相まって、マウスがぶつかった時もズレる心配はなしです。
角度調整用のチルトスタンドは【3段階式】で、スタンドの先端にもグリップ材が張り付けてあります。
スタンドを立てた時、横から見た角度の違いはこんな感じ↓
これは各個人の好みによりますが、僕自身はこのチルトスタンドを最大角にした上でリストレストを併用。
僕は普段からリストレスト併用ユーザーなので、今はこれが一番しっくり来ています。
余談
他社製品ですが、僕のおすすめリストレストはHyperXのこれ↓
これまでに10個以上のリストレストを購入し使用しましたが、このHyperXのリストレストが一番良かったです。
もう14ヶ月使ってるけど、全然ほつれてこないし耐久性も申し分なし。
気になる人はチェックしてみて下さい。
「BlackWidow」の打鍵音・使用感
打鍵音は、実際に聞いて頂いた方が分かりやすいので、参考動画をYoutubeに投稿しました。
緑軸と黄色軸のタイプ音を聞き比べできるようにしています。
60秒の動画ですが参考にどうぞ↓(ヘッドホン・イヤホン推奨)
両者のスイッチ特性の違い
緑軸(青軸系) | 黄色軸(銀軸系) | |
反応点 | 1.9mm | 1.2mm |
ストローク長 | 4.0mm | 3.5mm |
スイッチ感 | あり | なし |
押下圧 | 50g | 45g |
個人的にFPSゲームでの使用がメインなら、黄色軸の方がおすすめ。
一般的な赤軸の押下圧45gに慣れている僕自身、緑軸の押下圧(50g)はちと重い。
WASDの連続操作・長時間プレイでは指が結構疲れます。
ただし、緑軸ならではのメリットもあります。
入力ポイントが「感触+スイッチ音」で確認できるため、正確なキャラコン操作が可能な他、何より打ってて爽快なのは圧倒的に緑軸。
これも個々人の好みとなるので、上記タイプ音の参考動画でどちらが自分の好みかを判別されてください。
ただ、「動画配信者」や「VCをよく使う人」「環境上静かにゲームをする必要がある人」は黄色軸を選択した方が無難でしょう。
「BlackWidow」のソフトウェア
Razerの専用ソフトウェア「SYNAPSE」で様々なカスタマイズが可能です。
①キーカスタム設定画面
上記はよく使うであろう機能を6つ抜粋して記載。本当は12種類あります。(紹介しきれない)
カスタマイズ機能は盛り沢山で、全部使いこなす人はいないんじゃないか。という多機能性です。
この他で述べておくべき点は【Hypershift】機能について。
このHypershift機能は、一つのキーに2種類のキーバインドができる機能。
例えば「1キー」にHypershiftで「2キー」の機能も追加できるという機能です。
(裏機能と言った方が分かりやすいかな。)
「1キー」に対し、ソフトウェア上のHypershift(裏機能)で「2」を設定すると、「Fnキー+1」を押した時に「2」と入力される機能です。
ただこの機能、正直いらないと思う。
マウスなど少ない数のスイッチなら効果的だけど、このキーボードのキー数は100以上。
同じ場所付近(例えば左側)だけで操作を完結したい!というこだわりがあれば魅力だけど、大多数の人はこんなこだわりはないだろうし。
こんな機能もあるよ。程度で覚えておきましょう。
②ライティング設定画面
「照明のON/OFF」や「光度の100段階調整」「自動LEDオフ設定」などが設定できます。
照明効果の初期プリセットは11個。中でも特徴的なものを5つ紹介します。
2枚の連続画像という特性上、魅力を最大限お伝え出来ないのが残念ですが、実物はこれの数倍綺麗なエフェクト。
動画でお伝えできれば一番良かったんですが、ブログに動画は諸事情により載せれなく断念。
購入した時、実際ご自分の目で確認されてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はRazerの大人気ゲーミングキーボード「BlackWidow」をレビューしていきました。
Razer製品をお手頃な価格で、尚且つちゃんとしたキーボードが欲しい!という人にもっとも最適な製品でした。
Razerの中でも、この「BlackWidow」は価格帯・グレードはミドルクラスとなり、2年間の故障サポートも付いてくるので安心して使えます。
今まで安いゲーミングキーボードしか使ってこなかった人は、ゲーム環境のアップグレード品となるので、気になる人はこの「BlackWidow」を忘れずにチェックしてみて下さい。
それでは今回はこのへんで!
ゲーミングデバイスレビュアーの「RYO(@ryo_blog_fps)」でした^^
ほな、バイなら!
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