どうも皆さんこんにちは!デバイスレビュアーの「RYO(@ryo_blog_fps)」です^^
今回はHyperXより、2023年4月17日に発売されたゲーミングマウス「Pulsefire Haste 2」と、同シリーズのワイヤレス版である「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」を購入したので、実際の使用感とその特徴について詳しくレビューしていきます。
本稿のレビュー品である「Pulsefire Haste 2」「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」は、約2年前に発売された初代「Pulsefire Haste」の新型後継機版となっております。
何を隠そう、筆者は初代「Pulsefire Haste」があまりにも使いやすく心底惚れ込み、予備の予備・・・とと増えていった結果、他のカラーバリエーションモデルを含め、計5台もの同じマウスを全て自腹購入し愛用していた愛好家でもあります。
そして今回、初代「Pulsefire Haste」の新型最新モデルが発売されるとあって、勿論のこと自腹で「Pulsefire Haste 2」「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」を購入し実際に1週間ほどふんだんに使いこんだので、その魅力やウィークポイント等を、本稿でレビューしていきます。
「Pulsefire Haste 2」の性能スペック(有線版)
「Pulsefire Haste 2」の基本性能を、分かりやすい様に旧型の「Pulsefire Haste」と比較します。
「Pulsefire Haste」 (旧型) | 「Pulsefire Haste 2」 (新型) | |
---|---|---|
形状 | 左右対称形状 | 左右対称形状 |
センサー | Pixart 3335 | HyperX 26Kセンサー |
解像度 | 最大 16,000 DPI | 最大 26,000 DPI |
最大速度 | 450 IPS | 650 IPS |
最大加速度 | 40 G | 50 G |
ポーリングレート | 最大 1,000 Hz | 最大 8,000 Hz |
重量 | 59 g | 53 g |
左右ボタンの耐久性 | 6,000万回 | 1億回 |
Amazon価格 | 5,148 円 | 8,490 円 |
※Amazon価格は2023年4月時点の価格を参照
表をご覧の通り、全てのスペックにおいて初代よりも遥かにパワーアップした形です。初代はハニカム構造の穴あきビルドによって軽量化を図っていましたが、新型は穴あきを不採用としながらも、-6gの軽量化に成功。
これまでファイナルマウスを皮切りに、穴あきマウスがドっと大流行をみせていましたが、穴あきマウスの欠点となる「ホコリの侵入や手垢等の汚れ」を掃除するのに穴の数と穴の大きさだけユーザーの負担となっており、綺麗な状態で使い続けるにはそれ相応の手間が必要でした。
穴あきマウスは目新しさを求めた面もありますが、最たる目的は極限までの軽量化を目的としたものです。つまり、ハニカム構造の穴が無い状態で穴あきよりも軽ければ、穴あきマウスは不要となる訳です。
一方手汗をかきやすいゲーマーにとっては通気性の意味でハニカム構造マウスを好む傾向にあるので、これこそ一長一短。人によって好みが別れる面でもあります。
そして、この「Pulsefire Haste 2」の最大の特徴はポーリングレートが
最大8,000Hzにも及ぶスペックを持っているという事です。
ゲーミングマウスは、エイムの正確性を高めるために、高頻度でPCに信号を送り続けます。
一般的には、1,000Hz=1秒間に1,000回という高頻度で操作信号を送信。この単位が「Hz(ヘルツ)」と呼ばれています。
FPSゲームにおいてゲーミングマウスを使う最たるメリットがこれです。
本稿レビュー品である「Pulsefire Haste 2」(有線)は最大8,000Hzという、従来のゲーミングマウスの8倍となるとんでもない信号発信数が可能となっており、エイムの正確性において大きなアドバンテージとなり、高速かつ正確なエイムが可能となっています。
「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」の性能スペック(無線版)
続いて「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」の基本性能を、分かりやすい様に旧型の「Pulsefire Hasteワイヤレス」と比較します。
Pulsefire Haste (無線・旧型) | Pulsefire Haste 2 (無線・新型) | |
---|---|---|
形状 | 左右対称形状 | 左右対称形状 |
センサー | Pixart 3335センサー | HyperX 26Kセンサー |
解像度 | 最大 16,000 DPI | 最大 26,000 DPI |
最大速度 | 450 IPS | 650 IPS |
最大加速度 | 40 G | 50 G |
ポーリングレート | 最大 1,000 Hz | 最大 1,000 Hz |
重量 | 61g~62g | 61 g |
バッテリー駆動時間 | 最大 100 時間 | 最大 100 時間 |
左右ボタンの耐久性 | 8,000万回 | 1億回 |
Amazon価格 | 7,859 円 | 12,500 円 |
※Amazon価格は2023年4月時点の価格を参照
表からも分かる通り、センサーが最新鋭の「HyperX 26Kセンサー」にグレードアップされたことによって、【解像度・最大速度・最大加速度】が大幅にパワーアップ。初代の時点でも十分ハイスペックに当てはまりましたが、それよりも操作の正確性・反応性能が大きく向上。
これは、他社を含めるゲーミングマウス界でもトップクラスに優れており、左右のクリックボタンの耐久性も1億回。念には念を。これに安心を深める2年保証まで付いてきて、この価格帯とは・・・。正直驚きを隠せません。
ただし、重量とポーリングレートに関してはほぼ現状維持の格好となっていることに注意が必要です。
有線版の「Pulsefire Haste 2」が最大8,000Hzのポーリングレートのため、ワイヤレス版の「Pulsefire Hasteワイヤレス」も同じだろうと誤解しやすくなっておりますが、初代と同じく1,000Hzを維持した格好です。
なぜ無線だけポーリングレートが従来通りなのか。これは一言で言うとワイヤレスだから止むを得なかった。という所に落ち着きます。
ここまでセンサースペックを向上させ、重さもバッテリー性能も維持させるとなると、ポーリングレートは妥協せざるを得なかった。上記解説済みですが、ポーリングレート=PCとの信号送受信回数。今の1,000Hzから8倍の8,000Hzにするにはバッテリー消費がかなり大きな負担となり、結果駆動時間短くなってしまっては、ユーザー心理からしても使い勝手が悪くなるため、苦渋の決断で「バッテリー駆動100時間を優先した結果」でしょう。
「Pulsefire Hasteワイヤレス」は価格が12,500円と、人によっては高額だと感じる人も多いでしょうが、筆者の立場からすると「この性能でとんでもなく安いな!」という印象です。
以下の比較をご覧ください。
人気NO.1のLogicool「G PRO XSRワイヤレス」との比較検証
今現在ワイヤレスゲーミングマウスの人気NO.1ゲーミングマウスと言っても過言ではない、Logicoolの「G PRO X SUPERLIGHT」と本稿レビュー品の「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」を比較すると、このHyperXの新作マウスがいかにコスパが良く性能が突出しているかが分かります。
G PRO X SUPERLIGHT | Pulsefire Haste 2ワイヤレス | |
---|---|---|
形状 | 左右対称形状 | 左右対称形状 |
センサー | HERO 25Kセンサー | HyperX 26Kセンサー |
解像度 | 最大 25,600 DPI | 最大 26,000 DPI |
最大速度 | 400 IPS | 650 IPS |
最大加速度 | 40 G | 50 G |
ポーリングレート | 最大 1,000 Hz | 最大 1,000 Hz |
重量 | 63 g | 61 g |
バッテリー駆動時間 | 最大 70 時間 | 最大 100 時間 |
左右ボタンの耐久性 | 非公開 | 1億回 |
ボタン数 | 5 | 6 |
Amazon価格 | 17,100 円 | 12,500 円 |
※Amazon価格は2023年4月時点の価格を参照
「G PRO X SUPERLIGHT」は発売開始されてかなりの時間が経過しており、他社が新製品としてこれを超えてくるのは自然なことですが、「G PRO X SUPERLIGHT」は今も尚プロゲーマーを始め今現在支持率においてはNO.1なのは確実です。
一方発売から数年経っていながら、いまだにLogicoolのハイエンドモデルとして君臨し価格もあまり下がらない。いくら高性能で軽く人気マウスと言っても、マウス一つに17,000円オーバーの支出はなかなかに勇気がいります。
一方で、本稿の「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」は形状も同じ左右対称モデルながら、ほぼ全ての性能を抜き去っており、その価格差は4,600円。ここまで安くて良いのか。。。と疑ってしまう程に。これはユーザーにとって確実に大きなメリットと言えるでしょう。
「Pulsefire Haste 2」&「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」の外観
それでは「Pulsefire Haste 2」「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」の外観を詳しく見ていきます。
箱デザイン
「Pulsefire Haste 2」よりも「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」の方が若干ですが、箱寸法が小さいです。
いざ開封!
本体
「Pulsefire Haste 2」と「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」は、外観寸法は握った感触や外観デザインが同じなので、有線版の「Pulsefire Haste 2」で各アングルから撮影しております。
ゲーミングマウスとして、サイズ感は「THE スタンダード」とも言える寸法で大きすぎず、小さすぎず程よい大きさとなっています。
外観のアクセントデザインは、左側面とお尻に当たる後方面にHyperXのロゴデザインが設けられております。
有線・無線両方とも、このロゴは発光しません。発光する唯一の場所はホイール部のみとなっており、比較的落ち着いた印象の外観デザイン。ホイール部の発光もソフトウェア上で簡単に消灯が出来るので、仕事場でも違和感なく使えるようなデザインが印象的です。
マウスの質感はきめ細かい若干ザラザラとした質感で、素手で持っても手汗や皮脂汚れが一切付かないのも非常に嬉しい仕様。
マウス本体の実測重量(ケーブル除く)は以下の通り。
ほぼ誤差の範囲で、公表スペック値通りの重量感です。旧モデルと比較してみて、改めて肉抜きなしの外カバーでここまで軽量化してきたのは、本当に凄いと思います。
有線モデルの「Pulsefire Haste 2」は約53g。Logicoolの「G PRO X SUPERLIGHT」が63gで軽い!軽い!と評判でしたが、53gの軽さは持ち上げた瞬間ビックリするほど軽く感じます。
付属品
両者ともにコスパに優れた低価格帯とは言っても、付属品も充実。取説を始め「替えのソール一式」と「専用滑り止めグリップテープ」が付いてくるのは良心的過ぎます。
クリックボタン
独立セパレートタイプのクリックボタンを採用しており、ホイール部付近から末端にかけてカーブされたガイドが指先のフィット感を生み出します。
クリック深さは、過不足なく。しっかりとしたクリック感を感じられる独立型ボタンです。
左右ボタンの間隔は「約1.5mm」となっており、左右のボタンが干渉してしまう心配もありません。
ただし、購入者の一部の人がクリックボタンが左右にガタついて干渉する。と仰っているのを拝見しましたので実験。
無理やり左右ボタンを中央に押し込んだりズラしてみましたが、どう頑張っても干渉せず。恐らく個体差による不具合の可能性が高いので、もしたまたま不具合品を受け取ってしまったら、すぐにHyperXのサポートに連絡して交換を申し込みましょう。
サイドボタン
本体外観フレームの質感とは一転し、サイドボタンは比較的光沢のある質感となっており、反射光の光沢が程よいワンポイントとなっており良い感じ。
前後のサイドボタンの間には誤操作を防ぐために1mmの凹みがあるため、指先の感触で前後のボタンを認識できます。
サイドボタンの位置は「丁度いい」塩梅の位置になっており、自然とグリップすると自然に親指でアクセスできる場所にあるので好印象。
この時、グッと力を入れて握っても「ミシミシ」とするような脆さも一切ないため、ビルドクオリティーも◎。
ホイールボタン
このホイールボタンのみラバー材で構成されており、ホイールの回転はカチカチとしたノッチ感が少ない「ヌルヌル」とした感触。
筆者のホイールの好みは、このノッチ感が強めのマウスホイールが好きなので、ここは人の好みで別れそうです。
ホイール部のライティングはこんな感じ。
光るのが嫌な方はHyperXのソフトウェアである「NGENUITY」上でOFFにすることが可能です。
LEDライトOFFの仕方は2通り
①「トリガー効果の選択」で選択されている【無地・サイクル・呼吸】の項目右のゴミ箱ボタンをクリックし【マウスに保存】
②ソフトウェア右上の「輝度(発光量)」を【100~0】に調整できるので、消したい場合は【0】にして【マウスに保存】
上記作業で完結します。
底面(ソール)
「バージンPTFEソール」と銘打ったマウスソールで、滑りに定評があり今現在の主流となっている「テフロン材」を採用。
もちろん、エッジのR加工も施工済みで不自然な引っ掛かりもなく、スムーズなマウス操作が可能。
尚、「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」は底面に【Bluetoothモード・OFF・2.4G】と表記されたスライドボタンがあります。
PCでのゲーム使用時の場合は、付属の「レシーバージョイントとレシーバー」をPCに繋ぎ、マウスから20cm付近に置いておき、2.4Gで運用するのが一番操作が安定するのでおススメです。
尚、同じ底面にはレシーバーの差込口が完備されているので、ここに差し込んでおけば、保管時にレシーバーが紛失するのを防いでくれます。
リフトオフディスタンスを検証
マウスを持ち上げた際に、どの位置までセンサーが認識するかの距離の事を指します。
一般的にこの数値が『2.0mm未満』ならFPSでも快適にプレイできるという指数です。
測定方法は、0.1mmの金属プレートを一枚ずつ底面に敷いていき、マウスの挙動が反応しなくなる点を検証。
使用したマウスパッド
今回の「Pulsefire Haste 2」「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」はソフトウェア上からリフトオフディスタンスを2段階で調節可能となっており、今回は【Low(1mm)】で検証しました。
結果は「0.8mm」という数値に。
※お使いのマウスパッドとの相性も絡んできますので、あくまでも参考値としてお考え下さい。
FPSで快適なリフトオフディスタンスは2.0mm以下なので、「Pulsefire Haste 2」「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」のリフトオフディスタンスはFPSゲームでも”かなり快適な測定値”と言えそうです。
ケーブル
ケーブルは「HyperFlex 2」という、俗に言うパラコード製ケーブルを採用。これがとても柔らかく、有線使用時でも一切不快感がないため、ぶっちゃけマウスバンジーはいらない位スムーズな操作を可能としています。
「Pulsefire Haste 2」を実際にグリップしてみる
「Pulsefire Haste 2」を代表的な3種類の持ち方で持ってみます。
あなたのグリップスタイルに適合する画像を参考にして下さい。
かぶせ持ち
評価
サイズ感がいいため、余程手が大きい人でない限りかぶせ持ちでの運用も問題なく行えるでしょう。ただ、やはりかぶせ持ちに特化したエルゴノミクス形状のマウスと比較すると、フィット感は劣ります。
ただ開発側もかぶせ持ち運用を可能にするため、サイドボタンの位置・ホイールボタンの位置はかぶせ持ちでもピッタリの位置となっており、摺り寄せの努力は伺えます。
ただ、トップのDPIボタンはかぶせ持ち運用だと多少の握り直しが発生するため、DPIボタンをカスタマイズして頻繁に使うコマンドに設定する運用を行う人は注意と慣れが必要となるでしょう。
つかみ持ち
評価
筆者は根っからのつかみ持ち派のため、終始このグリップでプレイしていますが、最高の使い心地と言えるでしょう。
マウス本体自体が背が高い訳でないため、FPSゲームで正確なエイムに必須となる「エイムの懐」はかなり広めの運用が出来ます。↓
このエイムの懐のおかげで、自由かつ繊細なエイムも可能となり、このマウスはこの「つかみ持ち及び後述のつまみ持ち派」の人にとっては最高の相棒となります。
つまみ持ち
評価
同じくこのつまみ持ちでの運用も最高評価となります。有線は53g・無線は61gというとても軽量な部類に入るため、少ない力で指先のみの運用も快適そのもの。
また、独立型のセパレートタイプのクリックボタンのため、手前でクリックすることがメインとなるつまみ持ちでも十分な操作性を発揮します。↓
手前側でも奥側でも、クリックの押下圧がほぼ変わらないのがセパレートタイプの最たるメリット。このかけ合わせがつまみ持ちでの操作感を底上げしてくれています。
ポーリングレート8,000Hz運用時についての注意事項
せっかく8,000Hzのポーリングレートを試したいと思っても、プレイするゲームによって対応しているモノもあれば非対応となっているゲームタイトルもあるので、これだけは購入前に確認が必要です。
画像引用元:Razer「VIPER 8K HZ サポート情報」より
・Counter-Strike:Global Offensive
・Overwatch
・Quake Champions
・Rainbow Six Siege
・Valorant
Valorantの公式パッチノートにも以下の記述がある通り、8,000Hzでの運用には大きなメリットがあるのも事実↓
画像引用元:VALORANT「パッチノート3.07」より
ポーリングレート8,000Hzのマウスを使用した際は、大幅なパフォーマンス向上が期待できます。
VALORANT「パッチノート3.07」より
上記のタイトルは8,000Hzに対応していますが、使っているPCマシンスペックが低い場合、高ポーリングレートの運用は動作が不安定となりやすくフレームレートが安定しない場合もあります。
早速、筆者のPC環境で「Apex legends」「VALORANT」を検証プレイ。
OS:Windows10
CPU:Core i7-7700K
グラボ:GTX1070
メモリ:16GB
電源:700W
かなり前に購入したゲーミングPCのため、最新モデルとは雲泥の差がある低スペックとなります。ただ、今現在のハイスペックPCを使って検証して「はい。何の問題もなく動きます!」じゃ何も参考にならないので、筆者のような底辺のスペックで底を検証した方が読者の皆さんの参考になると思うのでこの環境で検証プレイしてみました。
Apex legends
APEXは8,000Hzで運用するとカクツキがもうひど過ぎて運用は不可能です。
APEX公式が8,000Hzに未対応となっている通り、カクツキが酷く正常なプレイは出来ませんでした。一方で2,000Hzまでには対応しているので、「Pulsefire Haste 2」のポーリングレートを2,000Hzに設定して再度プレイ。
筆者の様な旧世代の低スペックPCでも不自然なカクツキもなく快適にプレイできましたが、今までの1,000Hzから2倍の2,000Hzになったからと言って、特別成績も2倍になった!とは言い切れず。
プロゲーマーのような上位プレイヤーならばこの違いを感じ取れるかもしれませんが、筆者の様な普通のゲーマーレベルだと明らかな違いは感じれず少し残念な心持ちに。。。
VALORANT
「VALORANT」は公式の言う通り、設定内の【〔BETA〕ローインプットバッファ】をオンにしなければなりません。
この【〔BETA〕ローインプットバッファ】をオフの状態で、実際に8,000Hz運用してみましたが、振り向きやエイム反転時にめちゃくちゃカクついてフレーム飛びしてしまいます。とても不快でまともにプレイは不可能です。
【〔BETA〕ローインプットバッファ】をオンにすると、このカクツキは一切なくなり、快適そのもの。デスマッチを数戦プレイしましたが不快な挙動は一切起こりません。こんな旧世代のPCでも意外と通用してくれて正直驚きました。
射撃演習場で8,000Hzの感触を確認した所、今までのエイムと明らかな違いに戸惑います。これまでの8倍となるポーリングレートのおかげでエイムの微調整がかなり効くように。
マウスの動きをあまりにも鮮明に反映してくれるため、「VALORANT」の設定から【感度:照準】を『0.506→0.474』まで落として初めて制御できるほどに変わりました。(運用は800DPIにて)
そしていざ!デスマッチへ↓
筆者は「VALORANT」を最近始めたばかりで、レベルも7の超絶初心者。
これまではデスマッチの平均キル数は15~20前後だったのに対し
一戦目から最高記録の36キルまで向上!
ここまで違いが出るとは正直思わなかった・・・。
初心者の筆者でこれだけの差があるとなると、
VALORANTの上級者~中級者はとんでもなく化ける可能性がある
と感じました。
「VALORANT」公式の
ポーリングレート8,000Hzのマウスを使用した際は、大幅なパフォーマンス向上が期待できます。
VALORANT「パッチノート3.07」より
これは嘘じゃなかった。。。「VALORANT」プレイヤーは8,000Hzのポーリングレート機能は勝つ上で必須と感じます。
今後、「VALORANT」以外のゲームタイトルもいつか8,000Hzに対応してくれると思うので、一日も早い対応を心から望みます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はHyperXより、2023年4月17日に発売されたゲーミングマウス「Pulsefire Haste 2」と、同シリーズのワイヤレス版である「Pulsefire Haste 2ワイヤレス」をレビューしていきました。
- 現状、最高峰のハイスペックマウスが他社よりずば抜けて安価で手に入る
- カスタムボタン5つが主流の現在、本製品は6つあるため、ゲームプレイの操作性は雲泥の差がある
- 性能・価格・入手性・耐久性・サポート面。これら全てでここまで完璧なマウスはなかなかない。全てにおいて満点のマウスは希少。
- ポーリングレート8,000Hz運用はゲームタイトルによって対応・非対応が別れる他、ある程度のPCスペックでないとCPUに負担がかかり、不安定になる可能性も。その時はポーリングレートを1,000~2,000Hzに下げてやることで解決。
正直、性能とコスパの良さから度肝を抜かれた新製品が登場です。
例えプレイするゲームが8,000Hzに未対応でも、2,000Hz~1,000Hzに落とせばほぼ全てのゲームに対応可能。
ポーリングレートを度外視しても、
その他の面は全て理想的なゲーミングマウスのため、
誰が選んでも最高の一品になる事は間違いありません。
それでは今回はこのへんで!最後までご拝読頂きありがとうございました。
デバイスレビュアー「RYO(@ryo_blog_fps)」でした^^ バイなら!
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