どうも皆さんこんにちは!『RYO(@ryo_blog_fps)』です^^
今回「BenQ」様より、2019年11月29日に新発売されるゲーミングマウス「ZOWIE / EC1」「BZOWIE / EC2」を発売前にご提供頂けたので、実際の「FPSでの性能・使用感」をレビューしていきます。
今回「EC1 / EC2」のレビューに伴いBenQさんから同ECシリーズの旧作「EC1-A / EC1-B」「EC2-A / EC2-B 」もお借りできたので、これらのマウスとも比較してレビューしていきますので、これらを持っている方は参考にされてください。
どこがどう変わったのかも含めてお伝えしていきますね。
乞うご期待下さいませ。
「ZOWIE EC1 / EC2」の大きな特徴
・BenQの伝説的代表作「ECシリーズ」の最新作が満を持して登場。過去作の「EC-A / B」の良い所を融合した今回のNew ECマウスは過去最高の出来栄え。
・形状は「かぶせ持ち派」から絶賛されている形状をそのまま踏襲しており、かぶせ持ち派にとってはベストバイな形状。
・センサーには信頼と実績のある「PMW3360センサー」を搭載。プロゲーマーから一般ユーザーまでを満足させるセンサー性能。
・マウスソールを一新。より好評だった2世代旧作の「EC-Aシリーズ」のマウスソールを採用。非常に止めやすい滑り心地で、精密なエイム操作を実現。
・EC1(Lサイズ)とEC2(Mサイズ)の2タイプは、性能は同じだがサイズが若干異なっており、あなたにとって正しいサイズを選択することで最高のフィット感を実現可能。(のちほど詳しく)
・プロゲーマーから愛されるBenQ伝統の「プラグ&プレイ」を継承。いつでもどこでもベストパフォーマンスを発揮。
「ZOWIE EC1 / EC2」の開発の背景
これは外部データを用いて客観的に僕が推測した内容です。BenQさんからは一切何も伝え聞いていませんのであしからず。
これまでのBenQの「ECシリーズ」はとある課題を抱えていました。それはprosettings.netを集計してみると顕著に現れます。
このprosettings.netとはFPSプロゲーマーの設定や使用しているデバイスをまとめた世界的にも有名な海外データサイトです。
もっとも代表的なFPSタイトルであり歴史のある『CSGO』のプロプレイヤー(364人が対象)から最も信頼されているのがこのBenQ / ZOWIEのECシリーズ。
メーカー別人気ランキング
使用デバイスランキング
しかし、勘の良い人ならこのデータの異変にお気づきでしょう。
なんとNO.1に選ばれている機種は2世代古いモデルとなる『EC2-A』なんです。
この2つのモデルの違いを簡単に説明すると、新モデルで『センサー性能のアップ』と『ソールの改良』がなされたモデルでした。
(分かりやすい様に現状のデータを集計ました↓)
ヘッドショットを狙う精密なエイムが求められるCSGOのプロゲーマーは、低感度(ローセンシ)を好むプレイヤーが多いのが特徴です。
恐らく旧作に比べて滑り過ぎてエイムのわずかなズレが生じてしまい、旧型センサーでもいいからこれまで通りより止めやすい『EC-Aシリーズ』を選んだことは容易に想像できます。
つまり、旧型である「EC-Aシリーズ」と「EC-Bシリーズ」の良い所を融合して作られたのが、この「New ECシリーズ」になります。
同じFPSゲームですので、プロゲーマーが求めているモノは、僕たち一般プレイヤーが求めるモノとだいたい合致します。
そういった意味では非常に多くの人が待ち焦がれていた新型マウスの登場という商品です。
「ZOWIE EC1 / EC2」の外観
商品の外観を写真で詳しく見ていこうと思います。
箱デザイン
本体
両者の基本的な形状はほぼ同じと思って頂き、違いは若干サイズが異なると覚えておいてください。
EC1・EC2の大きさ比較
「EC1(Lサイズ)・EC2(Mサイズ)」の大きさの違いは以下の通りです。
この感触の違いはかなり顕著なので、どちらを購入しようか選ばれる際は、実際に販売されている店頭で直接触られてみることをおススメ。
それぞれの「握った感触」と「握り方別のおすすめサイズ」はのちほど詳しく説明します。
各方面からの画像(画像クリックで拡大可)
「ZOWIE EC1」(Lサイズ)
「ZOWIE EC2」(Mサイズ)
旧「ECシリーズ」との比較画像
以下の比較で用いたのは同じ大きさである「EC1」「EC1-A」「EC1-B」になります↓
画像を見て分かる通り、これまで圧倒的に支持されていた形状や大きさの変更点は無く、New ECマウスでの大きな変更点は「マウスソール」の形状・大きさが異なる点が唯一の変更点です。
支持者が多かった、旧型の「EC-Aシリーズ」のソールがそっくりそのまま採用されています。
他社IE3.0クローンマウスとの比較画像
同じ形状タイプ(IE3.0クローン)を取り入れている代表的なゲーミングマウスを並べて画像比較しました。
これらを持っている方は購入の参考にされてください。
付属品
付属品
・交換用マウスソール一式
・ZOWIEのロゴシール
・多国言語対応マニュアル書(日本語ページあり)
以上となっています。
ソールは消耗品ですからね。
長期間(数年単位)で使用していると滑りが必ず悪くなってくるので、好きなタイミングで貼り替えましょう。
クリックボタン
結構しっかり目のクリックテンション。ストロークも比較的深めの仕上がりです。
特別FPSでタップ撃ち・高速タップがやりにくいというレベルではない丁度いい塩梅。
感覚論で言えば、「EC-Bシリーズ」のクリック感触とほぼ同じです。(2世代前の「EC-Aシリーズ」のクリック感とは明らかに異なっています。)
クリック性能に関してデメリットとなる点は存在しませんでした。
ホイール
ホイールの材質は「ラバー材」で、横一線に凹凸が連続している表面構造となっており手汗で滑る事もありません。
ですがここでの懸念点は、ラバーという特性上「経年劣化に伴うべた付きの発生」が起こらないかが唯一の心配材料。
これは実際に長期間使用してみないと何とも言えないので、何か変化が出次第追記しようと思います。
ホイールの回転は『カチカチとした感触』で、ホイールのノッチもしっかりしていることから回し過ぎという現象も起きないので安心して使えています。
ここで述べておくべきポイントはEC1とEC2で、サイズが異なるために『ホイールの位置も違う』という点。
使う人の手の大きさにそれぞれフィットさせるための相違点ですね。
個人的には両者ともに最適なホイール位置となっており、日本人の平均的な手の大きさの方ならどなたでも操作しやすい設計位置になっている印象です。
皆さんが選ぶ際の基準として参考になるように、僕の手の大きさを計った参考画像を後ほど掲載しておりますので参考にされてください。
サイドボタン
このサイドボタンはかなり優秀。
触り比べた感覚は旧作の「EC-Bシリーズ」と同じ感触です。
このマウスは「かぶせ持ち」がメインターゲットで「つかみ持ち」がサブターゲットというマウスなので、このサイドボタンで不評を買う事はまずないでしょう。
同じ握り方でサイドボタンの位置の違いは以下の通り。↓
サイドボタンのクリックの感は、一般的なゲーミングマウスと比較すると『しっかり目の押し心地』になっていますが、特別固すぎるということもない良いバランスのサイドボタンに仕上がっています。
他社製マウスと比較すると、かなり深めなので最初はちょっと気持ち悪かったです。
DPI変更ボタン
この「ZOWIE EC1 / EC2」はDPI変更ボタンを底面に配置。
『400 / 800 / 1600 / 3200』の4段階のDPI調整をすることが可能。
このボタンの上部には、今のDPIを知らせてくれる「専用ライト」も完備してあり「今DPIいくつだ?」と困る心配もありません。
DPI設定の発色は以下の通り
・400=赤
・800=紫
・1600=青
・3200=緑
この色別数値は、付属してくる説明書に載っているので大丈夫。
購入して最初の一度だけの手間ですから最初に確認しておきましょう。
説明書にはこんな感じで載ってます↓
ポーリングレート変更ボタン
このマウスは専用ソフトウェアが不要の「プラグ&プレイ式」となっているので、ポーリングレートの変更ボタンもマウスの底面に設計されています。
変更可能な数値は【125 / 500 / 1000 Hz】の3段階調整が可能。
【クリック式ボタン】を採用しており直感的に変更することが可能で、「今のレートがいくつなのか」が視覚でハッキリ分かるのが親切設計です。
ケーブル
BenQマウスでお馴染みの「ビニールタイプ」のケーブルを採用。
このタイプのケーブルのデメリットとなりうる「曲がりのクセ」ですが、その逆方向に曲げてやると割と簡単に真っすぐ伸びてくれました。これなら、マウスバンジーに噛ませてもケーブルでストレスを受ける事は無いですね。
ちなみに、New ECシリーズのケーブルで装着可能なマウスバンジーを実際に4つ検証してみました。
この4つのメーカーのマウスバンジーなら何の問題もなく取り付けることが可能です。
ケーブル太さはノギスで計測したところ、実測約2.8mmと標準的なので対応できないバンジーは恐らくないかと思います。
個人的なオススメのバンジーは、もちろんBenQ製の「CAMADE」です。
せっかくこの「EC1 / EC2」を使うのであれば同じくBenQ製で揃えるのが一番スマート。
このマウスバンジーは、バンジーとしての機能性はもちろんスタイリッシュなデザインなので一切文句なしの一品。
「ECシリーズ」を購入された方は是非バンジーもBenQで揃えちゃいましょ。
ソール(底面)
上下に「横長大型ソールが2か所」と、「中心センサーホールを囲う1か所」の計3か所にソールが配置されています。
好評だった旧型の「EC1-A / EC2-A」のソールと同じ仕様です。
小型ソールを採用していた第二世代の「EC1-B / EC2-B」よりも止めやすさ重視のソールに仕上がっており、繊細なストッピング機能を実現できるエイムの微調整に特化させたソールになっています。
これならば、上記で挙げた多くのプロゲーマーもすんなりNew ECシリーズに乗り換えられるでしょうから、このEC1 / EC2は本当の意味で『プロゲーマーに最も支持されるBenQの最新マウス』に進化したと思います。
発売後は大半のプロゲーマーが喜んでこの「New ECマウス」に移行するでしょうね。
「ZOWIE EC1 / EC2」を実際に握った様子
代表的な3種類の持ち方で持ってみます。
手の大きさ(参考)
「ZOWIE / EC1」(Lサイズ)
「ZOWIE / EC2」(Mサイズ)
このマウスは「かぶせ持ち」に特化させたゲーミングマウスとなっています。
僕自身「つかみ持ちプレイヤー」なんですが、MサイズのEC2ならば小さいので手の平にスペースが生まれ、想像以上に快適な操作が可能でした。
握り方別の選び方
・EC1(Lサイズ)=「かぶせ持ち」一択
・EC2(Mサイズ)=「かぶせ持ち」「つかみ持ち」両方にフィットする
このような感触で間違いないと思います。(もちろんあなたの手の大きさによって変動しますのでご注意を。)
どちらを選ぶか迷われている方はこの選び方を参考にされてみて下さい。
多くのプロゲーマーから絶大な支持を得ている理由は握った瞬間に分かると思います。
形状も素晴らしいのですが、他のデバイスメーカーでは実現できていない『2サイズ商品展開』は本当に凄いことです。
ユーザーの使い勝手の希望を究極にまで応え続ける「BenQ / ZOWIE」のこのこだわりが選ばれ続ける理由ですね。
「ZOWIE EC1 / EC2」のリフトオフディスタンスを検証
マウスを持ち上げた際に、どのいちまでセンサーが認識するかの距離のことを言います。
僕の経験上、この数値が2.0mm未満ならFPSでも快適にプレイできるという指数です。
検証方法は、0.1mmの金属プレートを一枚ずつ底面に敷いていき、マウスの挙動が反応しなくなる点を検証したモノです。
今回使用したマウスパッド
検証で使用したマウスパッドは、BenQユーザーが多く使用しているであろう「Zowie P-SR」マウスパッドで検証しました。
僕の環境での検証結果はリフトオフディスタンスが「0.9mm」という結果に。
FPS用ゲーミングマウスとしては理想的なリフトオフディスタンスと言えるでしょう。
マウスを持ち上げた際の無駄なセンサー反応も心配ないので、FPSでもかなり快適なエイム動作を実現してくれます。
ちなみに旧「EC1-B」「EC2-B」のリフトオフディスタンスは「1.3mm」でした。
(「-0.4mm」の性能値向上です。)
もともと完成されていた商品だったのですが、センサーも変わりリフトオフディスタンスも大幅に向上しています。
「ZOWIE EC1 / EC2」の使用感
しばらくFPSで実際に使用してみました。
重量自体も90g台とバランスの取れた重量なので、長時間のプレイでも疲れにくいのは嬉しいポイント。
ソールも小型ソールを採用していた旧型の「EC-2シリーズ」に比べて、止めやすくストッピング能力に優れた使用感になっています。
繊細なエイムの微調整がとてもやりやすいので、ヘッドショットを狙うべき場面では特にこの効力を発揮してくれます。
「クリック性能」「サイドボタン」「ホイール」「ケーブル」「センサーのレスポンス」まで、全てが平均点以上の非常にハイグレードなマウスだと言えます。
皆さんもご存知の通り、BenQ「ZOWIE」のマウスはハズレがない安心感とこれまでの実績から、プロゲーマーの多くがZOWIEのマウスを愛用しています。
マウス業界においてこれほどの『絶対的地位』を確立しているデバイスメーカーはそうそうありません。
安心の1年保証
最近の有名ゲーミングデバイスメーカーのほとんどは「2年間保証」を取り入れています。
これに比べたら「短い」と感じますが、言うて「365日」です。
格安メーカーと比べるのも失礼ですが、このクラスのゲーミングマウスは早々壊れるモノではありません。
この安心感は特別なモノ。
BenQさんに安心も預けて、目いっぱいゲームを楽しんでください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はBenQの新作マウス「ZOWIE EC1 / EC2」をレビューしていきました。
プロプレイヤーから僕たち一般プレイヤーまで、幅広い層が大満足できる間違いのない納得の一品です。
特に「かぶせ持ち派」のFPSプレイヤーは至高のフィット感を体験することができるので要必見の一品。是非購入の参考にされてください。
それでは今回のレビューはこのへんで!バイなら!
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