どうも皆さんこんにちは!『RYO(@ryo_blog_fps)』です^^
今回「BenQ」様より新発売されたゲーミングマウス「ZOWIE / S1」「ZOWIE / S2」をご提供頂けたので、実際の「FPSでの性能・使用感」をレビューしていきます。
「ZOWIE S1 / S2」の大きな特徴
・小型の部類に入る大きさで「つまみ持ち」「つかみ持ち」に最適な”FPS特化”の「右利き専用」左右対称ゲーミングマウス
・「S1=Mサイズ(87g)」「S2=Sサイズ(82g)」という好みに合わせた大きさで選べる嬉しい商品展開(のちほど詳しく)
・センサーに”3360センサー”を搭載。全体的にクセのないハイレベルでまとまっている印象。ZOWIEは毎度のことながら攻めすぎない信頼感が魅力的。
・改良されたケーブルコネクタ。初めからケーブル根元に角度が付いており、ケーブルストレスをより軽減してくれる改良型。
・プロから愛されるBenQ伝統の「プラグ&プレイ」を継承。いつでもどこでもベストパフォーマンス
「ZOWIE S1 / S2」の詳細スペック
「ZOWIE S1 / S2」の詳細スペックを確認してみましょう。
今回はより分かりやすい様に、同じ位の大きさで比較的形状が似ている「Xtrfy / M2」を比較対象としてまとめます。
(赤字がより優秀な項目↓)
Xtrfy / M2 | BenQ / ZOWIE S1・S2 | |
形状 | 左右対称型 | 左右対称型 |
センサー | Optical Pixart 「PMW 3310」 | PixArt Imaging製「PMW3360」 |
解像度 | 「400 / 800 / 1600 /3200 / 4000」DPI | 「400 / 800 / 1600 / 3200」DPI |
最大速度 | 130 IPS | ※未公開 |
最大加速度 | 30 G | ※未公開 |
重量 | 112 G | S1:87 g(S2:82 g) |
主要ボタン数 | 5 個 | 5 個 |
Amazon価格(2019/11月時点) | 8,284 円 | S1:9,596 円(S2:8,889 円) |
この両者のマウスは形状がとてもよく似た形で、性能も比較的近いことから比較を実施。
※今回の「ZOWIE S1 / S2」はセンサーの詳しい性能値が未公開になっていますが、「PMW3360センサー」はXtrfy / M2のセンサーよりも上位センサーとなっているので、公開こそされていませんがセンサースペックは間違いなく「S1 / S2」の方が上であると言えます。
重量に関してもS1が87g、小型版のS2が82gとなっており「M2」と比較すると約20g~30gほど軽量なことも大きな魅力。
比較的重量バランスの取れた扱いやすいマウスに仕上がっているのが特徴です。
重量に限定して言えば、俗に言う「軽量マウス」に慣れている人にとっては若干重いと感じるかと思います。
何といっても、この「Sシリーズ」は自分好みの大きさを2種類から選ぶことが出来るので、この点は他社ゲーミングマウスと比較しても最大の強みと言えるでしょう。
「ZOWIE S1 / S2」の外観
商品の外観を写真で詳しく見ていこうと思います。
箱デザイン
本体
左右対称型を採用した小ぶりな部類のマウスであり、その大きさは日本人の平均的な手の大きさにベストフィットする完璧な大きさです。
各握り方との相性や、S1・S2の使用感の違いについてはのちほど詳しく説明しますね。
S1・S2の大きさ比較
寸法上は「1mm~4mm」ほどのわずかな違いですが
握った瞬間に『あ、別のマウスだ』と違いがハッキリと分かるほどに感触は異なります。
この感触の違いはかなり顕著なので、どちらを購入しようか選ばれる際は、実際に販売されている店頭で直接触られてみることをおススメ。
日本人の平均的な手の大きさである僕自身は、小型(Sサイズ)である『S2』の方がよりしっくりきました。
各方面からの画像(画像クリックで拡大可)
「ZOWIE S1」(Mサイズ)
「ZOWIE S2」(Sサイズ)
「Zowie FK2」との画像比較
今回のレビューに伴い、同社BenQの「Zowie FK2」も購入しておきましたのでそれと比較してみます。
このマウスは今回のレビュー品「S1 / S2」と同じ『左右対称型』で同系列となるマウスになります。
このFK2は大きさで言うと「スタンダード(標準的)」な部類の大きさのマウスに分類される非常に根強い人気を誇るゲーミングマウス。
実際に比較するとこの「Sシリーズ」の方が全長が短いというのがハッキリと分かります。
個人的に一番嬉しかったのが、「つかみ持ち」「つまみ持ち」プレイヤーの人なら誰もが重要視する『指先によるエイムの微調整』がとても簡単に出来るように設計されているってのが超高評価。
僕自身が『つかみ持ち』プレイヤーなので、この点はFPSで最大級に効果を発揮してくれました。GOOD!
付属品
・交換用マウスソール一式
・ZOWIEのロゴシール
・多国言語対応マニュアル書(日本語ページあり)
以上となっています。
ソールは消耗品ですからね。長期間(数年単位)で使用していると滑りが必ず悪くなってくるので、好きなタイミングで貼り替えましょう。
クリックボタン
特別FPSでタップ撃ち・高速タップがやりにくいというレベルではない丁度いい塩梅。
この「Sシリーズ」のクリックボタン構造は「ボタン独立型のセパレート式」ではなく「本体一体型」なので、ボタン手前と奥でクリックの固さが大きいかと思いきや、かなり手前でも力を変えることなくクリックすることが可能。
クリック性能に関してデメリットとなる点は存在しませんでした。
ホイール
ホイールの材質は「ラバー材」で、横一線に凹凸が連続している表面構造となっており手汗で滑る事もありません。
ですがここでの懸念点は、ラバーという特性上「経年劣化に伴うべた付きの発生」が起こらないかが唯一の心配材料。
これは実際に長期間使用してみないと何とも言えないので、何か変化が出次第追記しようと思います。
ホイールの回転は『カチカチとした感触』で、ホイールのノッチもしっかりしていることから回し過ぎという現象も起きないので安心して使えています。
ここで述べておくべきポイントはS1とS2で、『ホイールの位置が違う』という点。
使う人の手の大きさにそれぞれフィットさせるための相違点だと思います。
僕が個人的に使いやすかったホイール位置はS2(Sサイズ)の方です。
僕の手の大きさだとS1(Mサイズ)では「ホイールが若干遠いな。」と感じます。
操作が困難という程でもないんですが、より快適にホイール操作が出来たのは明らかにS2マウスの方。
皆さんが選ぶ際の基準として参考になるように、僕の手の大きさを計った画像を後ほど掲載しておきますので参考にされてください。
サイドボタン
この部分はかなりの優等生。
このマウスは「つかみ持ち」「つまみ持ち」がターゲットなので、このサイドボタンで不評を買う事はまずないでしょう。
同じ握り方でサイドボタンの位置イメージの違いは以下の通り。
サイドボタンのクリックの感も悪くありません。
DPI変更ボタン
この「ZOWIE S1 / S2」はDPI変更ボタンを底面に配置。
『400 / 800 / 1600 / 3200』の4段階のDPI調整をすることが可能。
このボタンの上部には、今のDPIを知らせてくれる「専用ライト」も完備してあり「今DPIいくつだ?」と困る心配もありません。
・400=赤
・800=紫
・1600=青
・3200=緑
この色別数値は、付属してくる説明書に載っているので大丈夫。
購入して最初の一度だけの手間ですから最初に確認しておきましょう。
説明書にはこんな感じで載ってます↓
ポーリングレート変更ボタン
このマウスは専用ソフトウェアが不要の「プラグ&プレイ式」となっているので、ポーリングレートの変更ボタンもマウスの底面に設計されています。
変更可能な数値は【125 / 500 / 1000 Hz】の3段階調整が可能。
【クリック式ボタン】を採用しており直感的に変更することが可能で、「今のレートがいくつなのか」が視覚でハッキリ分かるのが親切設計です。
ケーブル
BenQマウスでお馴染みの「ビニールタイプ」のケーブルを採用。
このタイプのケーブルのデメリットとなりうる「曲がりのクセ」ですが、その逆方向に曲げてやると割と簡単に真っすぐ伸びてくれました。
これなら、マウスバンジーに噛ませてもケーブルでストレスを受ける事は無いですね。
そして今回の「Sシリーズ」のケーブルで新たに採用されたのがこれ↓
ケーブルの根元部分が初めから角度が設けられており、バンジーさえ使えばマウスパッドとケーブルが限りなく擦れにくくなっています。
細かい所ですが非常に良い着眼点だと思います。
ちなみに、Sシリーズのケーブルで装着可能なマウスバンジーをメジャーな商品で実際に検証してみました。
主要なマウスバンジーとの干渉チェック
上記で挙げたマウスバンジーは使ってる人が結構多いメジャーな製品ばかりなので、これらを使用している人たちは安心されて大丈夫。
ケーブル太さはノギスで計測したところ、実測約2.8mmと標準的なので、対応できないバンジーは恐らくないかと思います。
せっかくこの「S1 / S2」を使うのであれば同じくBenQ製で揃えるのが一番スマート。
このマウスバンジーは、バンジーとしての機能性はもちろんスタイリッシュなデザインなので一切文句なしの一品。
「Sシリーズ」を購入された方は是非バンジーもBenQで揃えちゃいましょ。
ソール(底面)
上下に水平方向2本のソールが配置されたソール。
同社BenQ製品マウスのスタンダードとも言える大きさのマウスソールです。
滑りも至って良好で悪くない。さすがFPSに特化したゲーミングマウスと言えます。
「ZOWIE S1 / S2」を実際に握った様子
代表的な3種類の持ち方で持ってみます。
手の大きさ(参考)
「ZOWIE S1」(Mサイズ)
「ZOWIE S2」(Sサイズ)
買いたいけど「S1・S2どっちを選ぶべき?」という人へ
僕の様な平均的な手の大きさの人は迷わず「S2(Sサイズ)」を選びましょう。
僕より手が大きい人は「S1(Mサイズ)」を選択です。
お近くに試せるお店が無い方も沢山いらっしゃるでしょうから、是非参考にされてみて下さいね。
僕自身「つかみ持ちプレイヤー」なんですが、この小ぶりな大きさと持ちやすい左右対称型が相乗効果をもたらし、抜群の操作性を発揮してくれます。
参考までにこれまでの経験で例えると、「Logicool / GPRO HERO」や「Ray / Pawn」と似た操作感と形状でかなり満足度が高いマウスに仕上がっています。
「つかみ持ち」「つまみ持ち」プレイヤーの人は、今回新しく出たこの「ZOWIE / Sシリーズ」は一度は試しておきたい一品ですね。
「ZOWIE S1 / S2」のリフトオフディスタンスを検証
マウスを持ち上げた際に、どのいちまでセンサーが認識するかの距離のことを言います。
僕の経験上、この数値が2.0mm未満ならFPSでも快適にプレイできるという指数です。
検証方法は、0.1mmの金属プレートを一枚ずつ底面に敷いていき、マウスの挙動が反応しなくなる点を検証したモノです。
今回使用したマウスパッド
今回のレビューに伴い、ZOWIEユーザーが多く使用しているであろうBenQ「P-SR」マウスパッドを購入し検証しました。
僕の環境での検証結果は
リフトオフディスタンスが「1.1mm」という結果に。
マウスを持ち上げた際の無駄なセンサー反応も心配ないので、FPSでもかなり快適なエイム動作を実現してくれます。
「ZOWIE S1 / S2」の使用感
しばらくFPSで実際に使用してみました。
前述した通り、垂直方向のエイムが極端にやりやすくなっており
手のひらの懐(自由度)がかなり広いため、指先でのエイムの微調整がとてもやりやすい。
的が小さい遠距離戦での撃ち合い時には特にこの恩恵を感じ取ることが出来ます。
重量自体も80g台となっており重くないので長時間のプレイでも疲れにくいのは嬉しいポイント。
ソールの滑りも悪くないし、各ボタンも特別デメリットが無い。
マウス業界においてこれほどの『絶対的地位』を確立しているデバイスメーカーはそうそうありません。
この「Sシリーズ」も例外ではなく、まさしく万人に受け入れられやすい非常に優等生なゲーミングマウスと言えます。
安心の1年保証
最近の有名ゲーミングデバイスメーカーのほとんどは「2年間保証」を取り入れています。
格安メーカーと比べるのも失礼ですが、このクラスのゲーミングマウスは早々壊れるモノではありません。
この安心感は特別なモノ。
BenQさんに安心も預けて、目いっぱいゲームを楽しんでください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はBenQの「ZOWIE S1 / S2」をレビューしていきました。
発売当初はAmazonでも超人気のため、在庫切れ状態が続くほどの好評ぶりでしたが、最近になってようやく在庫が安定してきたBenQ / ZOWIEの話題作マウス。
それでは今回のレビューはこのへんで!バイなら!
「S1」(Mサイズ)
「S2」(Sサイズ)
BenQマウスバンジー
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