
どうも皆さんこんにちは!デバイスブロガーの「RYO(fa-twitter@ryo_blog_fps)」です^^
今回は「ロジクール」様より、人気のワイヤレスゲーミングマウス「G502WL(G502 LIGHTSPEED)」をご提供頂けたので、実際の使用感を詳しくレビューしていきます。
この「G502WL」には有線モデルの「G502 HERO」も発売されており、どちらも持っているので両者の比較も交えながらあなたに合った選び方が出来るように解説レビューしていきます。
▼G502 HERO(有線版)▼
タップできるもくじ
「G502WL」の大きな特徴
- 有線版の「G502 HERO」よりも「-7g(114g)の軽量化」を実現。旧型の「G502RGB」や「G502 HERO」を好んで使っている人は全員乗り換え推奨レベル。
- 1回のフル充電で「最長60時間」のゲームプレイが可能。バッテリー残がなくなっても「たった5分の充電で2.5時間」のゲームプレイができるのは凄い。
- このマウスの真骨頂はなんといっても「プログラム可能ボタンが11個」という点。コマンド操作が多いゲーム(フォートナイト等)がかなり楽になるので、エイムだけに集中できる。
- この中毒性のある形状は、どのグリップ方法でもハイレベルのフィット感を生む数少ない万能型マウス。
- 搭載された「HERO 16Kセンサー」は文字通り最高クラスのスペックを実現。(のちほど詳しく。)
- 無線充電の「POWERPLAY」にももちろん対応。予算に余裕がある人は併せて購入を検討必須。
- ウエイト調節機能が搭載。「+2g~+16g」まで調整が出来るので重いマウスが好きな人には嬉しい設計。
- 高速スクロール機能が凄く便利。普段使いでもこの機能がかなり役立ってくれてます。
- このマウスのウィークポイントは「価格の高さ」と「重さ」。約16,000円が高いと感じる人は有線版「G502 HERO」が約9,500円なのでそちらを検討しましょう。
「G502WL」の詳細スペック
「G502WL」の性能を検証するために、直近の過去作G502シリーズの性能値をまとめました。
赤字が優れた性能値↓
G502RGB
(旧型) |
G502 HERO
(新型:有線) |
G502WL
(新型:無線) |
|
センサー | 光学センサー | HERO 16Kセンサー | HERO 16Kセンサー |
ボタン数 | 12 | 12 | 12 |
DPI | 200 - 12000 DPI | 100 - 16000 DPI | 100 - 16000 DPI |
最大加速度 | 40 G | 40 G | 40 G |
ポーリングレート | 1000 Hz | 1000 Hz | 1000 Hz |
トラッキング速度 | 300 IPS | 400 IPS | 400 IPS |
メインボタン耐久性 | 不明 | 5000 万回 | 5000 万回 |
重量 | 124 g | 121 g | 114 g |
Amazon価格(20/1/18) | 8,380 円 | 9,467 円 | 16,200 円 |
もともと高性能だった「G502 HERO」の高性能を継承しつつ「ワイヤレス&軽量化」という凄いことを今回の「G502WL」はやってのけてます。
上記で挙げたG502シリーズ3機種は、形状がほとんど変わっていないという点も見逃せない重要ポイント。
それだけこの形状が評価され愛されている証拠。旧モデルを使用している人でも安心して新型に乗り換えることが出来ます。
唯一のウィークポイントはなんといっても価格でしょう。
「最長60時間駆動のバッテリー性能」のワイヤレスを実現しており、「軽量化」まで追及しているのでやむを得ない金額と言えます。
価格を重視される方は、有線モデルの「G502 HERO」を選択しましょう。
「G502WL」の外観
それでは早速「G502WL」の外観を見ていきます。
箱デザイン
箱を開けるとおいでなすった↓
ちなみに有線モデル「G502 HERO」の梱包はこんな感じ↓
やはりワイヤレスで高価なだけあって、今回の「G502WL」の方が開けた瞬間に高級感がありますね。
本体
形状のジャンルは『左右非対称型』であり、近未来感を感じさせる独特のカッコいいデザインは健在です。
個人的には、メインのクリックボタンの形状まで左右非対称というのがツボ↓
うん。やっぱりカッコよすぎる。
大きさに関しては、一般的な左右対称型のゲーミングマウスと比較するとスタンダードと言えます。
特別手が小さい人でない限り、この大きさに不満を持つ人は少ないでしょう。
有線版「G502 HERO」との画像比較
基本的には形状は全く変わっていません。
外観で大きく変わっているのはホイールです。(のちほど詳しく説明します)
「G502WL」を実際に握った様子
「G502WL」を代表的な3種類の持ち方で持ってみます。
手の大きさ(参考)↓
このマウスの真骨頂は何といっても「かぶせ持ち」でのフィット感になります。
この曲線美は何もデザイン性のためじゃありません。
握った瞬間にジャストフィットしてくれる研究し尽くされた形状です。
中でも特記すべきは、左側面の底にある「スカート部」の恩恵でしょう。
このスカートのおかげでグリップが安定し、FPSでの操作時でも全く苦を感じさせません。
両サイドのグリップ部には、滑り止めとなる「ラバー材」を採用。
某他社メーカーのラバー材は、「経年劣化でべた付いてくる」という欠点も経験しましたが、このG502シリーズではこのべた付きが起こっていないというのが個人的に嬉しいポイントです。
マウスを後方から眺めると、クリックボタンの形状が波打っており、この凹みによって最適なグリップ位置を簡単にホールドしてくれます。↓
この曲線美は使用感ももちろんだけど、何より心を動かされるカッコよさなのでもう堪らんです!
クリックボタン
クリックボタンは本体独立型の「セパレート式クリックボタンを採用」しているため、クリックする位置が手前であろうが奥であろうが、ボタンテンション(反発)が極端に変わらないため扱いやすいのが特徴。
左右のクリックボタンも間隔が空いているため、互いのボタンが接触してしまうトラブルも一切ありません。↓
クリック関連では特にデメリットと感じる要素はありませんでした。
むしろよくまとまっており大満足です。
ホイール
有線モデルの「G502 HERO」のホイールと仕様が変わっています。
「G502 HERO」では金属製のホイールでしたが、この「G502WL」では「接触面がラバー材」に。
今回の「G502WL」では、軽量化のためと思われる「肉抜きホイール」を採用しており、同時に操作の感触も変化。
「G502WL」の方が『ホイールの回転にキレ』がありハッキリとノッチ感が出ている印象です。
ホイールボタンの設計位置に関してもベストなポジションと言えます。↓
よくある「手が大きい外国人仕様」の位置ではなく、日本人の平均的な手の大きさでもクイックアクセスが可能な位置になっています。
なんといっても【高速ホイール機能】がめちゃくちゃ便利!↓
切替も簡単で画像中央のボタンをクリックするだけの仕様です。↓
この機能は、ゲームではあまり恩恵はありませんが普段の「Webを見る時」や、「Excel作業時」に効果絶大の便利な機能。
僕みたいに長文を叩くブロガーなんかは特に相性抜群の機能です。
サイドボタン
サイドボタンは大変珍しい「3ボタン」を搭載。
これもホイールと同様に、海外製マウスにありがちな「手が大きい人専用」の様に”遠すぎる”ということは一切なく3つのボタン全てにクイックアクセスが可能。
クリック感は「コツっ」と軽めのテンションで操作でき、前後2つのサイドボタンの境界線に凹みを設置しているのがミソ。
目視せず指先の感触だけで、2つのボタンの前後を認識できるので細かい配慮が良き届いた設計デザインです。
このマウスの設計者さんは「ユーザー心理をよく理解している人だな」とこの些細なポイントで感じ取れます。
DPI変更ボタン
初期設定ではこの「G7」「G8」ボタンでDPIが変更可能です。(最高5段階の調整可)
もちろん専用ソフトウェアで他の機能(キー設定)も出来るので自分に合った使いたいボタンを割り振りましょう。
このボタンの位置に関しても全くの不満無し。↓
人差し指をわずかに動かすだけで両ボタンを操作可能です。
FPSのような瞬時の操作が求められるゲームでも相性がかなりいいと言えます。
ちなみにトップにある手前のこのボタンもカスタム可能です。↓
FPSゲームの幅がこれほどまでに広くなるマウスはなかなかありません。
もちろん多くのコマンドを使う「動画編集」や「図面をCADで描く設計者」にとってもかなり魅力的な多機能マウスです。
....超余談ですが、僕の前職もAutoCADで設計図面を書いていたので、【その時にこのマウスに出会いたかった。】というのを今この記事を書きながら痛烈に感じております。笑
ケーブル
耐久性の高い「編み込み式ケーブル」を採用しており、バッテリー残量が少ない時でもすぐに「有線接続での使用」に切り替えが可能です。
(もちろん有線でプレイしながら充電もしてくれます)
ケーブルでの付属品はこの2つ↓
これを繋いでワイヤレス環境が出来上がります。
もちろん、「ケーブル・アダプター」を介さず「レシーバー単体」をPC本体に刺しても大丈夫です。
この「G502WL」はワイヤレスマウスなので有線接続して使う場面は少ないですが、バッテリー残量が少量で心配な時のために一応マウスバンジーとの干渉チェックを行っておきます。
ちなみにこのケーブル径は実測値「3.0mm」です↓
上記で挙げたマウスバンジーは使ってる人が結構多いメジャーな製品ばかりなので、これらを使用している人たちは安心されて大丈夫。
この4つのメーカーのマウスバンジーなら何の問題もなく取り付けることが可能です。
ただこの「G502WL」はたった5分の充電で150分(2時間30分)の使用が可能。
有線で使用する人はまずいないでしょうね。笑
底面
①ソール
材質は「PTFE(4フッ化エチレン)」という種類で、もっとも滑りやすい種類になります。
最近話題のゲーミング”メタル”マウスパッドメーカーの「NINJA RATMAT」さんが行った検証データを拝借↓
※画像引用元:「NINJA RATMAT」公式Twitterより
上記のデータの通り、「G502WL」のPTFEソールは摩擦係数がもっとも小さい部類の材質なのですべりもかなり良好です。
ここで好みが別れるのは、「G502WL」で採用されている独特なソールの大きさでしょうね。
ゲーミングマウスの中でもかなり大きい部類になるので、気になる方は店頭にて実際にチェックされてください。
②ウエイト調節機能
ロジクールのロゴがデザインされたこのボックスの中にウエイトが収納されています↓
・4.0g=2個
・2.0g=4個
※最低「+2g」~最高「+16g」の調整が可能で、最高時は130gまでカスタムが可能です。
人によっては、このマウスの目玉機能となる『ウエイト調整機能』ですが、僕は軽い方が好きなので使っていません。
ですがこのマウスに興味がある人は「重めのマウスが好き」という人が多いでしょうから、そういう人たちにとってはかなり重宝する機能になります。
ちなみに有線の「G502 HERO」でも同様のウエイトシステムがありますが、こちらは「3.6g×5個=18g分」のウエイトでした。↓
今回の「G502WL」では、ウエイトが見直されてより『最小2.0g~』からカスタムできるので、より自分好みにカスタマイズが可能になっている点もメリットと言えるでしょう。
③レシーバー収納BOX
これは『ないと絶望的に困る機能』なので一安心。
現にこれまでこのレシーバー収納が出来ないワイヤレスマウスも存在しており、レシーバーを無くしてしまった数は数知れず。笑
ホントにあって良かった。。。
④電源スイッチ
ワイヤレスマウスなら当然欲しい「電源スイッチ」もちゃんとあるので、使わない時はOFFにできます。
「G502WL」のリフトオフディスタンスを検証
マウスを持ち上げた際に、どの位置までセンサーが認識するかの距離のことを言います。
一般的にこの数値が『2.0mm未満』ならFPSでも快適にプレイできるという指数です。
検証方法は、0.1mmの金属プレートを一枚ずつ底面に敷いていき、マウスの挙動が反応しなくなる点を検証。
※製品による個体差、お使いのマウスパッドとの相性も絡んできますので、あくまでも参考値としてお考え下さい。
使用したマウスパッド
僕の環境での検証結果はリフトオフディスタンスが「0.5mm」でした。
あまりに短すぎると思い何度も測定し直しましたが、結果は変わらず。
この「G502WL」は、リフトオフディスタンスもかなり優秀であり、FPSに最適な性能値と言えます。
「G502 HERO」でも検証↓
「G502 HERO」でも同様の検証を行った所、こちらは「0.7mm」という結果に。
両者ともに”素晴らしい”としか言いようがない検証結果です。
「G502WL」の使用感
実際にこの「G502WL」と、有線の「G502 HERO」と使い比べをFPSで行いましたが、その差は比べるまでもなく歴然。
『軽量化×ワイヤレス』という恩恵は計り知れない程に効果てきめんでした。
「G502 HERO」と数値上では「-7g」の違いですが、ワイヤレスにおけるケーブルのわずかに感じる”引っ掛かり”が皆無になったことにより、その体感差は15g~20gほど軽くなった印象が強いです。
更にFPSのエイムの快適さを底上げしてくれる「リフトオフディスタンス」の検証でお伝えした通り、認識距離がとても短く【無駄なエイム動作が一切起きない】点も重要なメリットと言えるでしょう。
そしてもっとも目に光るポイントは、何といっても「G502WL」「G502 HERO」の両者に共通する『カスタム可能なボタンが11個もある』という点です。
人気の無料FPSタイトルである「Fortnite」「Apex Legends」のような多くのコマンド入力が必要とされるゲームには抜群の相性と言えます。
実際に僕自身もAPEXをプレイしているので、今回の「G502WL」での使用は下の通りです。
左手のキーボード操作量が激減し、右手だけで多くのコマンドが完結してしまうので【超快適】。
キーボード操作に慣れていないFPS初心者さんなんかは相性抜群ですね。
「G502WL」「G502 HERO」の両者ともこの多ボタン機能が搭載されているので、最適な「重量感と価格面」で選択されてください。
▼G502WL(無線版)▼
▼G502 HERO(有線版)▼
「G502WL」のソフトウェア
以下の設定がゲーム毎に設定可能になっており、そのゲームを起動するたびに設定しておいたプロファイルが自動で反映されます。
①ライティング設定
1680万色から選択可能。初期で搭載されている「初期プリセット」は6つ。
- 固定色
- サイクル
- ブリージング
- 画面サンプラー
- オーディオビジュアライザー
- オフ
その他「色の循環速度」「発光強度」「他のロジクール製品とのライト同期」などの各種設定が可能です。
②割り当て設定
「コマンド」「キー」「アクション」「マクロ」「システム」の5項目で割り当てが可能です。
一番よく使われるのはキー入力を設定できる「キー」の設定ですが、検索フォームで反映させたいキーを入力検索し、そのキーを対象ボタンに「ドラッグ&ドロップ方式」で簡単に設定できます。
③DPI・ポーリングレート設定
DPI設定値が【100~16,000 DPI】の間で”50単位”の設定変更が可能になっています。
設定しておけるDPIプリセットは「5つ」で、DPI変更を多用する人は重宝するでしょう。
ポーリングレートは【125・250・500・1000 Hz】から選択可能。
上記の通り、ソフトウェアで出来るカスタマイズ性は非常に豊富で、自分の好み通りに各種設定が手軽に変更できます。
安心の長期2年保証
1000円~2000円の格安ゲーミングマウスとは訳が違う。
天下のロジクールさんのサポートですから、何か故障や不具合があっても長期2年の安心サポートも健在です。
安物買って、案の定すぐに壊れて・・・また次のを買うとなると、時間も手間もお金もかかってしまいます。
安物買いの銭失いは本当にどうしようもないムダ金になるので絶対やめた方が良い。
この有名メーカーだからこその独特な「守ってくれている」感覚は、本当に心地の良いものです。
格安を買って「いつ壊れるのかな?」って考えながら使っていくのは、精神衛生上よろしくありませんからね。
皆さんもロジクールというブランド力に守ってもらいましょう。
「G502WL」のデメリットは2つ
①価格が高い
こればかりは仕方ありません。
この「G502WL」だけが特別高い訳ではなく、ワイヤレスマウスはどうしたって「開発コスト」が有線よりも高いです。
どうしても価格がネックならば、9,000円代の「G502 HERO」を選択肢として検討しましょう。
②重さがネック
近年は「軽量化ブーム」で軽いマウスになれてしまっている人にとっては、いくら「G502 HERO」よりも軽量化されたからと言って「114g」はどうしたって重たいです。
この「G502WL」は【重いマウスの方がエイムが安定する】【軽いマウスが苦手】という人がメインターゲットなので、そういう人にとってはメリット以外の何物でもありません。
完全にこればかりは個人の好みの問題なので、あなたにあったゲーミングマウスを選ばれてください。
「ワイヤレス×軽量」を求める人は、同価格帯の「GPRO ワイヤレス」(80g)がロジクールで販売されているのでそちらを検討されてください。
GPROワイヤレスのレビュー記事はこちら↓
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は人気のワイヤレスゲーミングマウスであるロジクールの「G502WL」をレビューしていきました。
今「G502 HERO」を好んで使っている人たちは「軽量化×ワイヤレス化」というメリットしかないので、「G502WL」に乗り換え推奨レベルの完成度でした。
一方で、プログラム可能な多ボタン(11個)に魅力を感じた人も購入して大丈夫。
FPSがもっと快適にプレイできるようになります。
ゲーミングマウスをどれにしようか迷っている方は、この「G502WL」を忘れずに候補に入れておきましょう。
では今回はこの辺で!以上、RYO(fa-twitter@ryo_blog_fps)でした^^
バイなら!
尚、この「G502WLはロジクールの充電マウスパッド「POWERPLAY」を併用すれば、充電を全く気にせずに無限に使い続けることが可能です。
※画像出典:「ロジクール公式HP」より
”電磁共鳴”でこのマウスパッド上の空間にエネルギー場を生成して、充電し続けてくれるという優れもの。
価格は少々高いですが、更に快適性を求めたい人はぜひ検討されてみて下さい。
Logicool Gの公式HP情報
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