どうも皆さんこんにちは!ゲーミングデバイスレビュアーの「RYO(@ryo_blog_fps)」です^^
今回はHyperXさんより、2020年10月26日に発売されたゲーミングヘッドセット「Cloud Stinger S」をご提供頂けたので、実際の使用感を詳しくレビューしていきます。
僕自身、これまで10種類以上のゲーミングヘッドセットを購入し実際に使用してきました。
最初に結論を述べると、今回の「Cloud Stinger S」は使ってみて正直驚きを隠せませんでした。
7000円という低価格でありながら、275gと軽量で疲れにくく、
肝心なFPSゲームにおける足音の認知や、銃声の方向まで完璧に再現出力してくれる性能。
非常に柔らかい「イヤークッション」と「豊富なサイズ調整機能」で装着感も実に素晴らしく、総じた使用感は他社の高級ヘッドセットにも匹敵するレベル。
「ハッキリ言って、たったの7,000円で出していい代物じゃない。」
それ位コスパに優れたゲーミングヘッドセットです。
「Cloud Stinger S」の特徴はこれ
- バーチャル7.1chサラウンドを搭載したPC・PS4でも使える有線式ゲーミングヘッドセット
- 価格が7,180円という破格とも言える低価格でありながら、FPSでも微かな足音も聞き逃さない使用感
- 装着感・側圧はかなり柔らかめ。この「低反発クッション」がかなり良く、5時間程使っても全く痛くならない装着感(メガネ併用も◎)
- 耐久性に優れた”スチール製”のスライダー調整機能で、誰の頭でもベストな装着感を生む
- 正直、この使用感でこの価格でいいの?と思う程。コスパが尋常じゃない
HyperXのヘッドセットは、僕自身数種類持っていますが本当にどれもクオリティーが高く素晴らしい使用感でしたが、今回の「Cloud Stinger S」も例外ではなかったです。
僕の友人に「どのメーカーのヘッドセットがいいのかな?」と迷って相談も多数受けたことがありますが、
僕は必ずHyperXの製品をおススメしています。
HyperXのヘッドセットはやっぱり強い。ハズレが無いです。
「Cloud Stinger S」の詳細スペック
プラットフォーム | PC(PS4) |
タイプ | 密閉型 |
重量 | 275g |
ドライバー | 50mm |
周波数応答 | 18–23,000Hz |
接続タイプ | 3.5mm (4 極) & USB Adapter |
オーディオタイプ | バーチャル7.1サラウンドサウンド |
コントロール | オンボード |
開封レビュー
梱包デザイン
箱を開封するとこんな感じ。
ハイエンドモデルの高級ヘッドセットに劣らない「とても丁寧な梱包」という印象です。
付属品
①ヘッドセット本体
②USBアダプター
③取り扱い説明書(日本語あり)
④HyperXサポートカード
バーチャル7.1chサラウンドを体験するには、ここに付属してくる「USBアダプター」が必要不可欠。
PCで使う場合は、このアダプター(USB)経由で使用しますが、PS4の人は3.5mm(4極)ピンをコントローラーに差し込んで使用できます。
PS4使用での注意
だからと言ってがっかりしなくても大丈夫。
このステレオサウンドで使用することこそが、この「Cloud Stinger S」を最大限に活かせる使い方です。(のちほど詳しく解説)
「Cloud Stinger S」本体
カラーはブラックをメインとしながら、イヤーカップとヘッドバンドにHyperXのロゴデザインがデザインされた外観。
前面・側面視点から全体像を見てみるとこんな感じ。
最近では、様々なカラーで彩られた主張の激しいデザインのヘッドセットも販売されていますが、今回の「Cloud Stinger S」は、まさしく”THE 王道”というシンプルな外観デザインです。
頭の模型に装着した時のイメージ画像はこちら↓。
機能面として、ヘッドセットの右側カップには「音量調整用のスライダーボタン」があり、これを最小にするとミュート状態に変更が可能。
ただこのスライダーボタンは、細かな音量調節は出来ず「10段階」の調整のみとなっているのでここは注意が必要です。
今回の「Cloud Stinger S」は、有線のゲーミングヘッドセットでありながらRGB発光は一切ありません。
ヘッドセットはいくら光ろうが、装着してしまえば自分からは見えないので低コスト化を優先したという判断だと思います。
本体の表面は、ザラザラ感があり指紋汚れが一切付かず、いつまでも新品感が保たれるのでこれは嬉しい配慮。
ボディー本体に使われている素材は非金属製。
ただ、金属部を採用している場合、長期間使っているうちに錆びてしまってがっかりすることもあるので、長期的に見れば高級感は劣っても非金属製の方が良い場合もあるので一長一短。
「Cloud Stinger S」ではこの心配が不要なので、そこは安心材料と言えます。
イヤーパッド&ヘッドパッド
レザーレットの「低反発クッションパッド」が採用されており、頭部を優しく包み込んでくれる弱めの弾力が特徴。
このそれぞれのパッドはHyperXの伝統とも言える良質な質感で、装着した時の肌触りも良く長時間の使用でも接触箇所が痛くならないクッション性です。
かなり柔らかいので、長時間メガネの併用も全く苦になりませんでした。
また、このイヤーカップは「90°回転機能」も採用。
休憩時にはこのように首にかけて休むことが出来るので、邪魔になりません。
画像出典:HyperX公式HPより
無駄な所は徹底的に排除しながら、使い勝手や装着感に関わる大事な所では一切妥協しない。
そんな意図がくみ取れる機能性と言えるでしょう。
調整スライダー機能
使う人の頭に合わせてサイズ調整が可能な「スチールスライダー」が採用されています。
可動部品は壊れやすいのが世の常ですが、強固なスチール製なので耐久性は問題ないでしょう。
このスライダーは、スライド時カチカチとしたノッチが効いており、片側12段階(両方:計24段階)の幅広い調節が可能のため、人それぞれ頭のサイズ・耳の位置が違っても常にベストな位置に変更が可能。
俯瞰視点で最大時・最小時を見比べるとこんな感じ。
先ほど紹介したイヤー&ヘッドクッションと、この調整機能が相まって「誰が付けてもベストフィットする装着感」を実現してくれます。
マイクについて
某有名メーカーのノイズキャンセリング機能はかなり不安定で、話してる途中にこの機能が効いたり効かなかったりしてしまい、話し声が安定せず不快に感じるんですがこの「Cloud Stinger S」は大丈夫。
「Cloud Stinger S」は、この「ノイズキャンセリング機能」が安定しているため
話し声が変に揺れる心配はなくノイズのみを綺麗に省いて収録してくれています。
極性パターンは「単一指向性」となっており、一方の方向(口元側)の音のみを重点的に拾ってくれるため、更に周囲の雑音が入りにくい仕様です。
マイクアームは自由自在に曲がるので、口元に位置を微調整することも可能です。
マイク音質は、入力音質が良いコンデンサーマイク寄り。
7000円のヘッドセットマイクじゃありません。これは反則です。と言いたくなる位に音質が良い。
さすがにマイクだけで3万円するコンデンサーマイクには劣りますが、ヘッドセットのマイクとしてみれば90点を付けてもいいでしょう。
マイクだけに数万円かけるほど「マイク音質にこだわりたい!」という人でなければ、動画配信者さんでも放送レベルで使える音質です。
Amazonでこの風防だけ買う事も出来るので、購入してどうしても風切り音や鼻息(呼吸音)が気になった人はこれを検討されてください。
今回の「Cloud Stinger S」のマイクは、「スイング(跳ね上げ)式マイク」となっています。
一般的なヘッドセットでマイクをミュートにするには、「イヤーカップのボタン or ケーブル途中のリモコン」でミュートボタンを押すモノも多いですが、これだととっさのミュート操作は結構面倒です。
また、『今ちゃんとマイクミュートになってる?』と不安になることもしばしば。
ヘッドセットマイクを使わず、別途独立マイクを使っている人は取り外し可能なヘッドセットマイクの方が便利なので、そこは使い手次第で正解が異なるでしょう。
ケーブル
ケーブルは直径2.6mmのビニールケーブルを採用。
このケーブルは曲げ癖も付かないほど非常に柔らかく、取り回しがしやすいケーブル。
数万円する高級ゲーミングヘッドセットの多くは「編み込みケーブルが主流」です。
ケーブル根元は着脱できないタイプ。可動頻度が高い根元には、折り曲げの蓄積によって故障しにくいよう、約2cmの補強が施されています。
経験上、長い期間使用していくと故障トラブルが最も多いのはこのケーブルの根元なので、この補強は素直にありがたい対策です。
「Cloud Stinger S」の使用感について
装着感良し。音の定位(足音・銃声の方向)認識良し。各種調整機能も豊富。
最近の僕のメインヘッドセットは15,000円のものを使っていましたが、この「Cloud Stinger S」に変えても何の不都合もなく快適に使えています。
むしろ「Cloud Stinger S」のイヤーカップの方が格段に柔らかく、装着感はこっちの方が良いのでメインヘッドセットとしても十分使っていける位の使用感です。
そして何よりこの「Cloud Stinger S」は圧倒的に軽いため、長時間の装着でも疲労感がまるで違います。
この軽量感(30%減)は他の有線ヘッドセットと比較しても明らかに突出しており、この圧倒的軽さがこの装着感の良さを生み出している大きな理由です。
数万円のゲーミングヘッドセットに劣らない素晴らしい定位感です。
ただここで注意点が一つ。
今回「Cloud Stinger S」で採用されている『バーチャル7.1サラウンド』について。
音を感じる聴覚は人それぞれ感覚が異なる事を前提としてお話します。
しかし、BF5の様な雰囲気も楽しみながらプレイするゲームでの使用ならば、音の迫力(音の幅)がグッと広がるため相性が良かった。RPGゲームなどは特に相性が良いでしょう。
PS4でも主に「Apex Legends」で使用しましたが、こちらは3.5mm(4極)をコントローラーに接続しているため、音の定位が自ずとステレオ出力になるため快適に使うことが出来ました。
ゲーム音が流れていれば全く気にならないレベルです。
この2点が気になりましたが、PS4での運用でも十分快適に使用できたので、PS4ユーザーも購入の選択肢に全然入れていいと言えるでしょう。
「Cloud Stinger S」のソフトウェア
PCではHyperXの無料ソフトウェア「NGENUITY」をDLでき設定が可能。
①音量調整(100段階)
②マイク音量調整(100段階)
③7.1サラウンドサウンド切替
ただ、使ってみた感じだとイコライザーを特にいじらずとも、FPSゲームでも十分すぎるぐらい音の定位が良かったので、イコライザー設定が無くても大半の人は満足できるでしょう。
「Cloud Stinger S」のウィークポイント
①チープ感を感じてしまうのがこの2つ
この2つは価格が価格なので文句言っちゃいけないんだけど、やっぱりどうしても気になった点。
ただこの「Cloud Stinger S」を購入選択肢と考えている人は、価格に魅力を感じていると思うので「ここだけ我慢してね。」というポイントです。
それ以外の音質や装着感は、価格以上の使用感。
これを承知の上で購入するのなら後悔もない。使用感は本当に文句の付けようがないので、この2点だけ事前に知っておいてください。
②イコライザー設定が出来ない
こればかりは致し方ないので、そのような人は奮発してハイエンドモデルのヘッドセットを購入してください。
別途サウンドカードを併用する方法もありますが、この「Cloud Stinger S」はコスパがウリの商品なので、「+サウンドカードの購入」はやはり現実的じゃありません。
すでにサウンドカードを持っている人であれば併用もおすすめ。これを予め知った上で購入されてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はHyperXのゲーミングヘッドセット「Cloud Stinger S」をレビューしていきました。
これまで数多くのゲーミングヘッドセットを使用してきましたが、
この「Cloud Stinger S」は7,000円とは到底思えない程の使用感でした。
「価格はできるだけ抑えたいけど、ハイエンドモデル並みの音質と装着感が欲しい」という人に最適なコスパの鬼とも言えるゲーミングヘッドセット。
この「Cloud Stinger S」は、PCゲーマーのみならずPS4ゲーマーにもおすすめできるヘッドセット。
気になる方は是非チェックしてみて下さい。それでは今回はこのへんで!
ゲーミングデバイスレビュアー「RYO(@ryo_blog_fps)」でした^^
バイなら!
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