どうも皆さんこんにちは!デバイスブロガーの「RYO(fa-twitter@ryo_blog_fps)」です^^
今回はHyperXさんより、3月2日に発売されるゲーミングマウス「Pulsefire Raid」を発売前にご提供頂けたので、実際の使用感を詳しくレビューしていきます。
「Pulsefire Raid」の大きな特徴
- 11個のカスタム可能ボタンを採用。logicoolの「G502 HERO」よりも約30gも軽いのにセンサー性能は”完全上位互換”という衝撃の一品。
- 左側面に5つのサイドボタンを採用。親指一本で簡潔するのにボタン形状が秀逸で混乱せずに操作が可能。
- 「MMO・MOBA」ゲーム向けと思われがちだが、バトロワFPSゲームでも最適。リフトオフディスタンスが0.7mm(実測値)がその証拠。
- ケーブルは編み込みケーブルなので正直固い。マウスバンジーは併用必須。
- ソールは大型で「滑りよりも止めやすさ」を重視。滑りを求める人は記事内のソールに変更を推奨。
「G502 HERO」との比較
今回のHyperX「Pulsefire Raid」の特徴を分かりやすく押さえるために、同じ有線式ゲーミングマウスである、Logicoolの多ボタンマウス「G502 HERO」との比較を行います。
詳細スペック表は以下の通り。(赤字がより優秀な項目↓)
HyperX「Pulsefire Raid」 | Logicool「G502 HERO」 | |
搭載センサー | Pixart 3389センサー | HERO 16Kセンサー |
カスタム可能ボタン数 | 11 | 11 |
DPI | 200 – 16000 DPI | 100 – 16000 DPI |
最大加速度 | 50 G | 40 G |
ポーリングレート | 125 / 250 / 500 / 1000 Hz | 125 / 250 / 500 / 1000 Hz |
トラッキング速度 | 450 IPS | 400 IPS |
メインボタン耐久性 | 2,000 万回 | 5,000 万回 |
重量(実測値) | 97 g | 124 g |
Amazon価格(22/10/29 現在) | 7,044 円 | 7,780 円 |
つまり掻い摘んで簡潔に述べると、今回のHyperX「Pulsefire Raid」は、Logicool「G502 HERO」と比較すると、
センサー性能がより優秀で
より軽く・ボタン数も同じ
なのに価格が安い
ということになります。
そして、何といっても最大のメリットとなるがマウスの本体重量が極端に軽いという点でしょう。
近年は軽量化マウスが人気を集めていますが、この多ボタン式のゲーミングマウスは比較的どのメーカーも重量がかなり重い傾向でしたが、その常識を破った新しいスタンダードとなり得るポテンシャルを秘めています。
「Pulsefire Raid」の外観
それでは「Pulsefire Raid」の外観を詳しく見ていきます。
箱デザイン
本体
基本形状の分類は「左右非対称型」の””右手専用エルゴノミクス形状””となるワイヤード(有線式)のゲーミングマウスになっています。
各方面からの画像(タップで拡大可)
両側面のグリップ部分には、「滑り止めシート」を採用しており、マウス操作時の正確性と操作性を向上してくれる構造です。
両側面には、握るだけで最適なグリップスタイルになる”凹み=反り”になってます。
このグリップホールのおかげで、持ち上げた際の垂直方向のズレも軽減してくれる他、フィット感の向上にも一役買っています。
この「Pulsefire Raid」は、ライティングが1680万色のRGB対応機種で、発光領域は2か所となります。
価格が約7,000円という低価格で、上記で説明した高性能センサーまで搭載しているため、このRGB対応はかなり苦しかったはずですが、この点でも妥協していない点は評価に値します。
「Pulsefire Raid」を実際に握った様子
「Pulsefire Raid」を代表的な3種類の持ち方で持ってみます。
手の大きさ(参考)↓
画像タップで拡大可能
「かぶせ持ち(=◎)」を100点とするならば、他2つのグリップスタイルでは90点以上の操作性。
一般的に、エルゴノミクス形状のゲーミングマウスは「かぶせ持ち特化の形状」が多いため、最適なスタイルが限定されることの方が多いのですが、今回の「Pulsefire Raid」は全てのグリップスタイルで通用する数少ないゲーミングマウスと言えます。
なかなか珍しい持ち手を選ばない万能形状のため、あなたのグリップスタイルとの相性の心配は不要。
これは素直に嬉しいポイントの一つでしょう。
クリックボタン
クリックボタンは本体独立型の「セパレート式クリックボタンを採用」しているため、クリックする位置が手前であろうが奥であろうが、ボタンテンション(反発)が極端に変わらないため扱いやすいのが特徴。
クリックスイッチは、多くのゲーミングマウスで採用実績がある「オムロン製」で2000万回の耐久性です。
ゲーミングマウスの中には5000万回の耐久性を誇るスイッチも多数ありますので、これはあなたがどう捉えるか。
僕自身は、「Pulsefire Raid」の価格が約7,000円という破格の金額なので、正直2000万回もあれば文句なしだと感じます。
ホイール
表面の材質はストッピングが効くラバー材となっており、表面構造は線を波打った凸凹形状となっています。
位置に関しても問題なし↓
遠すぎず、近すぎずの””ちょうどいい””位置なので、快適にホイール操作が可能です。
サイドボタン
手前4つのボタンに関しては、まさにベストポジションでとても操作がしやすく、瞬時のクイックアクセスが可能。
一つ一つのボタン同士に間隔(スペース)が設けられているため、親指で触れた感触だけで「このボタン」と認識できます。
もしFPSやTPSなどの「0.1秒をも無駄に出来ない」場面で、このボタンを押すのは正直難しいです。
比較的時間がある時に用いる「マップの表示」や「回復アイテムの使用」などを、このボタンに割り当てて使用されることを推奨しておきます。
ケーブル
一般的な「編み込みケーブル」を採用。
実測値は一般的となる「約2.7mm」↓
ケーブルは固めで、使い始めは折り目のクセが付いてあるので、指で折り目を矯正した上でマウスバンジーの併用を推奨します。
各種マウスバンジーとの互換性チェック画像も掲載しておきます。↓
上記で挙げたマウスバンジーは使ってる人が多いメジャーな製品ばかりなので、これらを使用している人たちは安心されて大丈夫。
ケーブル径もそこまで幅を取らないので今市場に出回ってるマウスバンジーなら、だいたいは問題ないでしょう。
ソール
マウス上部・下部の2か所に、かなり大きめとなる大型ソールを用いています。
この大きさを採用した点も考慮すると、「滑りやすさというよりも止めやすさを重視」したという開発意図が垣間見れます。
もしFPSゲームでの使用で滑りが物足りないという人は、国内で比較的入手が簡単な「パワーサポート」のソールに張り替える事がおススメ。
僕自身FPSをプレイするのに、エイムの滑りが物足りなかったので、これに変更しましたが滑りが格段にUPしました。
このソールは0.65mmですので、リフトオフディスタンスへの悪影響も心配不要。(初期ソールの厚みは0.7mm)
たったの400円程で12個入りのため買いやすいです。
ソールの接地面積が格段に小さくなり、材質もかなり滑りやすい部類のソールなのでオススメ。
「Pulsefire Raid」のリフトオフディスタンスを測定検証
マウスを持ち上げた際に、どの位置までセンサーが認識するかの距離のことを言います。
一般的にこの数値が『2.0mm未満』ならFPSでも快適にプレイできるという指数です。
検証方法は、0.1mmの金属プレートを一枚ずつ底面に敷いていき、マウスの挙動が反応しなくなる点を検証。
使用したマウスパッド
僕の環境での検証結果は
リフトオフディスタンスが「0.7mm」でした。
FPSをプレイする上で理想的なリフトオフディスタンスとなり快適なエイムを実現してくれると言えるでしょう。
「Pulsefire Raid」の使用感
マウスに割り当てを多く設定できるので、左手のキーボード操作の負担が激減し、エイムだけに集中することが出来ます。
人気の無料FPSタイトルである「Fortnite」「Apex Legends」のような多くのコマンド入力が必要とされるゲームには抜群の相性。
実際に僕自身もAPEXをプレイしているので、今回の「Pulsefire Raid」での使用例を掲載しておきます。↓
キーボード操作に慣れていないFPS初心者さんなんかは相性抜群ですね。
何より「G502 HERO」よりも
約30gも軽いのは反則だと思う。笑
センサー性能も「G502 HERO」の上位互換となっているので、もはや選ばない理由が見当たりません。
それでいながら価格も安いから、正直HyperXは「とんでもないマウスを市場に送り込んできたな。」と終始感心。
このマウス選んどけば間違いないレベルのクオリティーでした。
「Pulsefire Raid」のソフトウェア
この「Pulsefire Raid」は、HyperXの専用アプリケーション『NGENUITY』を使用することで各種設定が行えます。
Microsoft Storeの検索で、「HyperX NGENUITY」と検索してDLを行って下さい。
①ライト設定画面
①無地(固定色)
②サイクル(色の循環)
③脈(色の波)
④呼吸(ブリージング)
上記各プリセットは「輝度レベル」「選択色」「速度」の全てが細かく設定可能。
②ボタン設定画面
カスタマイズしたいボタンを画面上でクリック選択することで変更可能。
①キーボード機能(キー割り当て)
②マウスの機能(マウスボタンの変更)
③マルチメディア(再生/停止/ボリューム調整)
④マクロ(複数同時キーパターンの設定)
⑤Windowsのショートカット
⑥選択ファイルの開封
⑦無効化
③センサー設定画面
上記の通り、ゲーミングマウスのソフトウェアとしては完璧とも言えるカスタマイズ性を誇ります。
あなたの使いやすい設定を簡単にカスタム出来るので、自分好みのマウスに作り上げましょう。
安心の長期2年保証
そりゃ1000円~2000円の格安ゲーミングマウスとは訳が違う。
有名企業のHyperXのサポートですから、故障や不具合があっても長期2年の安心サポートが健在です。
安物買って、案の定すぐに壊れて・・・また次のを買うとなると、時間も手間もお金もかかってしまいます。
安物買いの銭失いは本当にどうしようもないムダ金になるので絶対やめた方が良い。
この有名メーカーだからこその独特な「守ってくれている感覚」は本当に心地の良いものです。
格安を買って「いつ壊れるのかな?」と心配しながら使っていくのは、精神衛生上よろしくありませんからね。
皆さんもHyperXというブランド力に守ってもらいましょう。
「Pulsefire Raid」で唯一気になった点
①サイドボタン(奥側)が遠目の配置
この性質上、FPSゲーム中の割り当ては「マップ表示や回復」などの『エイムに無関係なキーバインド』で活用することを推奨します。
これはウィークポイントというよりも、より「Pulsefire Raid」を効率的に使いこなすポイントとなるので、FPS・TPSゲームでの目的で購入される方は覚えておいてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はHyperXより新発売の多ボタンゲーミングマウス「Pulsefire Raid」をレビューしていきました。
HyperX初の多ボタン式ゲーミングマウスでしたが
【機能性・価格帯・軽量型】の全てが
業界の新たなスタンダードになる可能性を秘めた
コスパ最強の仕上がりでした。
FPSはもちろん、MOBAやMMOプレイヤーにも相性抜群なので、是非購入の第一候補として覚えておいてください。
それでは今回のレビューはこの辺で!
以上、デバイスブロガーの「RYO(@ryo_blog_fps)」でした^^
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