どうも皆さんこんにちは!『RYO(@ryo_blog_fps)』です^^
今回2019年11月15日に「SteelSeries」より新発売された最新ゲーミングマウス「Sensei Ten」を購入したので、実際の「FPSでの性能・使用感」をレビューしていきます。
初代Senseiの発売から10周年という事で英語の「Ten(10)」と、その最高の使用感から「天国の”天”」を掛け合わせた日本語由来のネーミングになっています。
今大注目の新型ゲーミングマウスですので皆さん要チェックです。
「Sensei Ten」の大きな特徴
・人気の過去作「Sensei」の形状をそのまま再現し、PixArt社と共同開発した最新センサー「TrueMove Proセンサー」を採用。最高DPI(CPI)値は驚異の『18,000 DPI』を記録する化け物スペック。
・左利きプレイヤーも選択肢に入る「左右対称型」を採用しており、両サイドにサイドボタンが設置されている”使う人を限定しない”人気モデル。
・このマウスの形状はどの持ち方でも対応可能な希少種。その中でも特に「つかみ持ち」「つまみ持ち」プレイヤーに特に相性のいいのが特徴。小型マウスとこの形状が相乗効果を生み、指先での繊細エイムが非常にやりやすい一品。
・マウスの本体重量は『92g』。近年の軽量マウスに比べれば劣るものの、比較的バランスの取れた重量感とグリップしやすい独特な形状で、長時間使用でも疲労感は一切感じない優れもの。
・クリック性能はトップクラスに扱いやすい。クリックの耐久性も『6,000万回』というスペックなので数年単位の長期間で活躍を保証してくれるこの安心感は大きなメリット。
・価格は有線マウスにしては「7,000円代」と標準クラスの価格帯。旧型の完全上位互換となっているので、旧型Senseiシリーズを使っている人は乗り換えを推奨。
「Sensei Ten」の詳細スペック
「Sensei Ten」の詳細スペックを確認してみましょう。
今回はより分かりやすい様に、同じ位の大きさで比較的形状が似ている「Xtrfy / M2」を比較対象としてまとめます。
(赤字が優秀な項目↓)
Xtrfy / M2 | SteelSeries / Sensei Ten | |
形状 | 左右対称型 | 左右対称型 |
センサー | Optical Pixart 「PMW 3310」 | PixArt Imaging製「TrueMove Pro」 |
解像度 | 「400 / 800 / 1600 /3200 / 4000」DPI | 50~18000 DPI(※50刻み) |
最大速度 | 130 IPS | 450 IPS |
最大加速度 | 30 G | 50G |
重量 | 112 g | 92 g |
主要ボタン数 | 5 個 | 8 個 |
Amazon価格(2022年10月現在) | 7,864 円 | 8,437 円 |
この2機種は形状が非常に似ていることから、今回の比較対象に選定しました。
比較してみると分かる通り「Sensei Ten」の詳細スペックはとてもハイレベルであることが一目瞭然。
特に突出しているのは、今回PixArt社と共同開発した最新センサー「TrueMove Proセンサー」の実力の凄さです。
これまでに18,000DPIを実現できたマウスセンサーは大変希少で珍しく、最近Razerより新発売された『Viper Ultimate』の20,000DPIに次ぐ高性能センサーとなっています。
先日投稿したRazer「VIPER Ultimate」のレビューはこちら↓
このRazerのマウスは価格が「約17,000円」ですのでここまで高性能なのは納得できる要素ですが、今回の「Sensei Ten」は価格が「7,000円代」というミドル価格帯にも関わらず、ここまでの高スペックを実現できていることに驚きを隠せないというのが正直な感想ですね。
この18,000というDPI値だけに限らず、『最大加速=450IPS』『最大加速度=50G』というスペックも業界トップクラスのセンサー性能を誇っています。
マウスパッドの表面材質に左右されることが無く、どんなマウスパッドでも最高の追跡性能を実現できている点も高評価のポイント。
環境に左右されにくい。誰がどんな環境で使っても最高のパフォーマンスを発揮できるのはまさに理想的なセンサーです。
今回PixArt社と共同開発された最新センサー「TrueMove Pro」は製作コストを最小限に抑えつつも、業界最高クラスの性能を実現できるというコスパに優れた非常に優秀なセンサーなんだと予見することが出来ますね。
センサー性能・基本スペックにはツッコミどころとなるデメリットは一切皆無なので、レビューを先に進める事にします。
「Sensei Ten」の外観
商品の外観を写真で詳しく見ていこうと思います。
箱デザイン
内箱
「BOW TO THE MASTER」と書かれたオレンジ色の内箱になっています。
僕は英語が全くできないので、Google翻訳で翻訳してみた所『マスターへの感謝』という日本語訳結果に。
?
謎が謎を呼ぶ現象に思わず・・・。誰か英語が出来る人ヘルプミー!笑
本体
各方面からの画像(画像クリックで拡大可)
この外観で特に目立ったのはやはり、この「天」というロゴデザイン↓
日本語のロゴがデザインされているだけで、こんなにもテンションが上がるとは思わなかったです。笑
日本人であることに誇りを持てる印象的な外観に仕上がっています。
・サイズは比較的小型の部類。高さは低めの部類に分類される。
・左右のグリップ部が下に行くにつれて狭くなっているのでグリップしやすい印象。
・マウス後方部に行くにつれて、幅が広く・高さが高くなるという形状。
・サイドの部材とマウス本体の部材は似てはいるが、恐らく別の異なる部材。
旧型のSenseiシリーズを持っていないので、詳しい比較は出来ないもののファーストインプレッションは『非常に完成されたゲーミングマウス』という感想を抱きました。
詳しい使用感はのちほど解説します。
付属品
とてもシンプルに取扱説明書のみという付属品です。
ですが、逆に言うと「そんな余計なモノではなく、本体で勝負するんだ」という意気込みの表れでもあるので、本質であるマウスに期待です。
クリックボタン
結構しっかり目のクリックテンション。ストロークも比較的浅めの仕上がりです。
特別FPSでタップ撃ち・高速タップがやりにくいというレベルではない丁度いい塩梅。
具体的には、マウスの1/3部分までで軽いクリック動作が可能です↓
また、細かい配慮としてクリックボタンのエンド部は互いのボタンが100%干渉(接触)しないように、完全分離型を採用している点も好印象。
クリック性能に関してデメリットとなる点は存在しませんでした。
ホイール
ホイールクリックは「コツッ」という軽めの感触。
固すぎずの柔らかすぎずで、丁度いいテンションと抵抗力になっています。
日本人の平均的な手の大きさの人であれば、この設計位置に不満を抱く人はまずいないでしょう。
参考として僕の手の大きさが分かる画像をあとで張り付けておきます。参考にされてください。
サイドボタン
ボタンのストローク長は比較的浅めで、クリック圧も軽めの仕様です。
設計位置に関しては、かぶせ持ちならベストポジション。
…なんですが個人的な感覚では、この「Sensei Ten」は形状的に言って「つかみ持ち」「つまみ持ち」にベストなゲーミングマウスとなっています。
このメインターゲットとなる「つかみ持ち」「つまみ持ち」だと奥側のサイドボタンがわずかに遠い印象が拭えません。
あくまで「少しだけ遠いかな?」という印象なのでそこまで心配はしなくても大丈夫ですが、指が短い人・手が小さい人は、サイドボタンのアクセスが不満点になる可能性もあるので、実際にお店で握ってみることをおススメしておきます。
結論から言うと
「やめておいた方が無難」
反対のサイドボタンを使用するなら薬指での操作になるんですが、指でなぞると分かります。
慣れないうちは、2つのボタンが段差なく連続した同じ高さとなっているので、指でボタンを探す作業が非常に困難。
まあ、本来開発に当たってFPSでの両サイドボタンの操作は本命の使い方ではないでしょうからね。やむなしです。
一方で、動画編集や画像加工などの事務的処理との相性は慣れさえできれば非常に良いと思います。
FPSの様に”0.1秒の勝負!”という様なシビアな入力では無いので、充分に恩恵を受けられる。
このような使い方をされる人は、両側サイドボタンにコマンドを割り振ってどんどん活用して下さい。
ケーブル
ノギスで測ったところ実測2.8mmという仕様なので、どんなマウスバンジーでも対応が可能です。
この4つのメーカーのマウスバンジーなら何の問題もなく取り付けることが可能です。
またこの「Sensei Ten」のケーブルで特徴的な点は『ケーブル根元の故障リスクの対策にかなり気を使っている』という点です。
マウスケーブルの根元は一番故障リスクが高いので、それを防ぐためのSteelSeries独自の対策だと感じます。
明らかに他社製品との違いが顕著だったので、一応ここで補足しておきます。
底面の仕様
底面はデバイスマニアの心をくすぐる最高のカッコよさです。
底面下部にはSteelSeriesのロゴまでデザインされており、製作コストを顧みず底面にも一切手を抜かないこのデザインは称賛に値します。
意味もなく、頻繁に底面を見てしまっている変態が居たらそれは僕です!笑
ソール
計4か所のマウスソールが施された背面になっており、滑り具合は大変良好でFPSとの相性も文句なしの出来栄え。
滑りの良さと感触を具体的に数値化すると、80~90点の滑りの良さがありますね。(僕が感じた個人的指標)
ソール部の面積もちょうどよく、ソールにこだわる「交換派」の方でも難なく『交換・貼り付け』が可能な面積なので、この点も一切問題はないでしょう。
ただし、このSensei Tenの初期ソールは前述の通りかなり滑りがいいので、特別な理由がない限り別に交換しなくても十分快適なエイムが可能だと感じています。
「Sensei Ten」を実際に握った様子
「Sensei Ten」を代表的な3種類の持ち方で持ってみます。
手の大きさ(参考)↓
代表3種(クリックで拡大表示)↓
SteelSeries「Sensei Ten」の公式HPでは『かぶせ持ち』『つかみ持ち』『つまみ持ち』の全ての握り方に対応している。と謳ってあります。
しかし、僕が実際に使ってみた感覚論で言うと、このSensei Tenの真のメインターゲットとなるのは「つかみ持ち」「つまみ持ち」と言えるでしょう。
小ぶりな本体サイズの恩恵とマウス後部の控えめな高さが功を奏して、手のひらに広めの自由な空間が生まれます。
この空間は、指先でエイムを行う際の”肝”となる重要な要素で、「つかみ持ち」「つまみ持ち」プレイヤーにとっては理想的な空間広さです。
この理想的なスペースのおかげで、繊細な指先でのエイムが格段に快適になりますので、上記のグリップが好みの人はマストバイのマウスです。
「Sensei Ten」のリフトオフディスタンスを検証
マウスを持ち上げた際に、どのいちまでセンサーが認識するかの距離のことを言います。
僕の経験上、この数値が2.0mm未満ならFPSでも快適にプレイできるという指数です。
検証方法は、0.1mmの金属プレートを一枚ずつ底面に敷いていき、マウスの挙動が反応しなくなる点を検証。
使用したマウスパッド
僕の環境での検証結果は
リフトオフディスタンスが「0.8mm」でした。
FPSをプレイする上で理想的なリフトオフディスタンスとなっているので快適なエイムを実現してくれます。
「Sensei Ten」の使用感
FPSゲームでのロングレンジ(長距離)戦では、敵が小さく非常に繊細なエイムが必要となりますが、この「Sensei Ten」は非常にグリップしやすい独特な形状と高性能のマウスセンサーによって、小さな敵にもエイムが綺麗に吸い付く数少ないマウスとなっています。
実際に使ってみて特にこの恩恵を受けられると感じたのは、「つかみ持ち」「つまみ持ち」のプレイヤーです。
それを実現してくれているのは、握った時に出来るこの空間が広いという点。
”エイムの懐”と僕は勝手に命名していますが、『この空間の広さ=微調整エイムの幅』という方程式になっており、この『Sensei Ten』のように、指先によるエイムの可動域が広ければ広い分この繊細なエイムが可能という事になります。
「つかみ持ち」「つまみ持ち」プレイヤーならこの理論を普段から肌で感じているのですぐに分かると思います。
肘エイムや腕エイムに比べて、5本の指と15の関節を使って行う指先エイムの方が圧倒的に微調整が効きますからね。
もちろんロングレンジでエイムがしやすいという事は、ショートレンジ(近距離戦)でのエイムも当然ながらやりやすいです。
近距離戦はターゲットの大きさが大きい分、敵へのヘッドショットを容易にしてくれるメリットもあるので、FPSでの成績UPに直結する要素。
このマウスはエイムの微調整を限りなく100%向上してくれる希少種となっているので、「つかみ持ち」「つまみ持ち」プレイヤーの方は是非とも一度体験してみて下さい。
「Sensei Ten」のソフトウェア
この「SteelSeries Engine 3」は、非常に分かりやすく直感的に操作できる優秀なソフトウェアとなっています。
某他社メーカーの複雑すぎるソフトウェアとは雲泥の差ですね。
・マウスの主要8ボタンのキーバインド変更
・ホイール部と後方ロゴのイルミネーション設定
・DPI変更(記憶可能なプリセット数=5タイプ)
・ポーリングレート(125 / 250 / 500 / 1000Hz)
・アングルスナップ(直線補正・11段階調節可能)
・加速減速の詳細設定
これだけ複数の設定項目ながら、一目見ただけで誰もが理解できる『分かりやすいインターフェイス』となっている点がとても好印象。
ゲーミングマウスのソフトウェアとしての評価は「100点満点の出来」であり、SteelSeriesの開発側と僕たち使用者側の意図が簡潔に繋がっている優秀なソフトウェアです。
安心の1年保証付き
最近の有名ゲーミングデバイスメーカーのほとんどは「2年間保証」を取り入れています。
これに比べたら「短い」と感じますが、言うて「365日」です。
格安メーカーと比べるのも失礼ですが、このクラスのゲーミングマウスは早々壊れるモノではありません。
この安心感は特別なモノ。SteelSeriesに安心も預けて、目いっぱいゲームを楽しんでください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はSteelSeriesで発売以降10年間もの長きに渡り愛され続けている『Senseiシリーズ』の最新作となる「Sensei Ten」をレビューしていきました。
しかし、握った瞬間に「人気の理由はこれだな」と一瞬で理解できてしまった
”何とも中毒性の高い”ゲーミングマウスとなっています。
Sensei愛好家の皆さんのお気持ちが十分に理解できた、貴重な経験となりました。
ゲーミングマウスって本当に奥が深いですね。。。
この記事が皆さんの購入の参考になれば幸いです。では今回のレビューはこの辺で!最後までご拝読頂きありがとうございました。
ではバイなら!
コメント
コメント一覧 (3件)
フォトショップで背景を消すと高級品の商品写真みたいな白い背景になっていいですよ。あともう少し照明を明るくするとカメラ感度が低くすんできれいになると思います。カメラ感度が高いと画像が荒くなりがちなので。
ご指摘ありがとうございます。
フォトショップはいまいち使い方が分かっていないので、その方法を勉強してみます。
照明の件は、僕のTwitterを追って見て頂ければ分かるのですが、ちょうどその点を悩んでおり新しいモノを探している状況です。
もうしばらくお待ちくださいませ。
コメントありがとうございました。
無線モデルが出たら買おうとおもいました。